昭和現代社会

新たな文化の担い手となった「新人類世代」の定義・特徴・有名人を元大学教員が3分でわかりやすく解説

新人類世代に登場した商品やサービス

image by PIXTA / 75439066

新人類世代は、マンガ、アニメ、音楽、ゲームなどの商品やサービスと関連付けられることが少なくありません。これらの商品やサービスを売り出すとき、特定の世代の消費を刺激するために、新人類という用語をキャッチコピーとして使ったとも言われています。

インベーダーゲームは新人類世代に欠かせないもの

新人類世代の趣向を語るうえで欠かせないのがインベーダーゲーム。今でもレトロなゲームセンターや温泉施設などに行くと卓上のインベーダーゲームに遭遇することがあります。新人類世代はちょうどインベーダーゲームの人気が高まっていた時期に生まれました。

インベーダーゲームとは1978年に発売が開始された固定画面のシューティングゲームのこと。宇宙から侵略してくる異星人を追撃するゲームです。敵と戦うというスタイルのゲームはこれまでにないもの。SF映画やテレビドラマの人気も相まって、若者を中心に大流行しました。

サブカルチャーは新人類の知的な要素となる

新人類と呼ばれる世代は、アニメ、マンガ、ゲーム、ポピュラー音楽などのサブカルチャーの知識を貪欲に吸収するという特徴もあります。子ども向けのテレビドラマが充実し、貸本屋などを通じてマンガを読む機会も増大。このような文化に夢中になる若者をあらわす「オタク」「ネアカ」という言葉が生まれたのもこのころです。

また、新人類世代が夢中になった文化のひとつがテクノ音楽。インベーダーゲームと共通する無機質で機械的な音楽が、新人類世代の若者を夢中にさせました。加えてロックやベヴィメタルも流行。これらの新しく生まれた文化について、哲学や思想などと共に熱く語ることもひとつのファッションとなります。

新人類世代を牽引した人々

image by PIXTA / 54920261

新人類世代の文化は、新人類世代の先輩格にあたる知識人を通じて積極的に紹介されました。このような人々は新人類世代の旗手として頭角をあらわします。雑誌やテレビを通じて、同時代に流行している文化を深堀して解釈を与える役割を果たしました。

\次のページで「オタク文化の社会的に地位を変えた中森明夫」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: