1.漫画の続きが気になり読む手を止められず、宵っ張りの朝寝坊になってしまった。
2.連日ゲームに明け暮れて宵っ張りの朝寝坊になってしまったので、息子にゲーム禁止令を出した。
3.彼女は宵っ張りの朝寝坊だから、今日のミーティングも遅刻してくるに違いない。
ここでは3つの例文を挙げました。それでは、ひとつひとつ確認していきましょう。
例文1は、漫画の続きが気になって読むことが止められず、寝るのが遅くなり朝起きれなくなってしまったことを表す例文です。みなさんも、一度はこんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。すぐに生活習慣を改善できれば問題ないのですが、これが続いて生活に影響が出るとなると考えものですね。
例文2は、ゲームに熱中するあまり夜ふかしを繰り返し、朝起きれなくなった息子にゲーム禁止令を出したという例文です。例文1のような状態があまりにも続いた結果、とうとう親に注意されてしまうというケースですね。こちらも、経験したことがある人も多いはずので意味を汲み取りやすいのではないでしょうか。
例文3は、彼女は夜ふかしをして朝遅くまで寝ている習慣のある人だから、今日のミーティングも寝坊して遅刻してくるに違いないという例文です。夜ふかしをして朝寝坊をするという行動を表す以外に、そうした習慣のある人を指す場合にも使用されます。いくら朝寝坊をしても、同僚に愛想を尽かされないよう限度をわきまえたいものですね。
「宵っ張りの朝寝坊」の類義語は?違いは?
夜ふかしをして朝遅くまで寝ていることを意味する「宵っ張りの朝寝坊」と似た意味を持つ言葉にはどのようなものがあるのでしょうか。下記の言葉を確認していきましょう。
その1「朝寝坊の宵っ張り」
「朝寝坊の宵っ張り」は「あさねぼうのよいっぱり」と読み、朝寝坊して遅くまで寝ている人は夜遅くまで起きているものだという意味のことわざです。
「宵っ張りの朝寝坊」と同じ語句で構成されており、「朝寝坊」と「宵っ張り」が逆になっただけでほぼ同じ意味を持ちます。
「宵っ張りの朝寝坊」と同様に、行動だけでなく、朝遅くまで起きて夜更かしをすることが習慣化した人を指して用いられる場合もあるので覚えておきましょう。
1.大学生になったものの朝寝坊の宵っ張りが治らない私は、テストに出席できず単位を落としてしまった。
2.漫画家や小説家などのクリエイティブな職業についている人たちには、朝寝坊の宵っ張りな人も少なくない。
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