端的に言えば「宵っ張りの朝寝坊」の意味は「夜ふかしをして、朝遅くまで寝ていること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
高校で国語教師をしていた経歴を持つ、現役ライターのhiyoriを呼んです。一緒に「宵っ張りの朝寝坊」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/hiyori
大学で近現代日本文学を専攻し、その知識を活かして国語教師として教壇に立っていた経歴を持つ。現在はライターとして様々な情報を発信している。難しい言葉もわかりやすい言葉で解説していく。
「宵っ張りの朝寝坊」の意味や語源・使い方まとめ
皆さんは「宵っ張りの朝寝坊」という言葉をご存知ですか?なかなか使うことのない言葉なので、意味を知っているどころか聞いたこともないという人がほとんどでしょう。しかし、実はこの言葉、私達の普段のある生活習慣を表す言葉でもあるのです。今回は、そんな「宵っ張りの朝寝坊」について解説して行きたいと思います。
それでは早速「宵っ張りの朝寝坊」の意味や使い方を見ていきましょう。
「宵っ張りの朝寝坊」の意味は?
「宵っ張りの朝寝坊」には、次のような意味があります。
夜ふかしをして、朝遅くまで寝ていること。また、その習慣のある人。
出典:大辞林 第3版(三省堂)
「宵っ張りの朝寝坊」は「よいっぱりのあさねぼう」と読む慣用句です。
「宵っ張りの朝寝坊」は「朝寝坊」と「宵っ張り」のふたつの言葉で構成され、「朝寝坊」は言葉通り朝遅くまで寝ていることを指しています。
「宵っ張り」は「宵」と「張る」で構成され、「宵」とは夜になってまだ間もない頃、夜がそれほど更けていない頃を意味し、これに「張る」の数量・程度などが普通以上に大きくなるの意味が加わり、夜遅くまで起きる・夜ふかしをするという意味になるのです。
夜遅くまで起きていると、当然朝早く起きるのは難しいもの。「宵っ張りの朝寝坊」とは、夜ふかしをして朝遅くまで寝ていること、そのような生活習慣がある人を表すのです。
またこのことわざは、早寝早起きを勧める際にも用いられます。
「宵っ張りの朝寝坊」の使い方・例文
「宵っ張りの朝寝坊」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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