この記事ではタブレットとパソコンの違いについてみていきます。
「タブレットはどんな時に使うのでしょう」といった疑問や、今のパソコンはタブレット式にもなったりする種類もあるからこそ、「タブレットってパソコンの代用にできるのでは?」と思う人もいるでしょう。
今回はタブレットを実際に購入した経験を持つ情報端末マニアの「けい」と一緒に解説していきます。

ライター/けい

スマホとタブレット、パソコンの3種の神器を持ち合わせるライター。普段はパソコンを使うことが多い。

タブレットとパソコンの違いとは

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早速、タブレットとパソコンの違いについてみていきましょう。

スペックが違う

少しでも電子機器に詳しい方であれば当たり前と思うかもしれませんが、タブレットとパソコンではスペックが全く違います。パソコンの方がスペックが高く、処理する速度や複雑な処理をする場合はパソコンの方が圧倒的に早く可能です。

OSが違う

OSとは「オペレーティングシステム」の略称で、「端末の操作」をしてくれるシステムです。基本的にタブレットのOSはスマホと同様のOSで、パソコンはパソコン用のOSを使用しています。OSが異なることでメモリ数が異なり、メモリ数が異なると保存できる量も変わってくるため注意が必要です。

また、OSが異なると対応するアプリなども変わってきますので、結果として操作性も変わってきます。そのためにも、自分が望むような使い方ができるか(アプリが対応しているか等)を事前に把握しておきましょう

操作性が違う

タブレットはスマホと同様にタッチパネル式で操作することが多いですので、数ページの中から選択するといったことは行いやすいです。一方で、パソコンではマウスを使用してクリックする操作が必要ですね。

またスマホの普及のと共に、文字入力はフリック式で入力する機会が多くなってきました。タブレットもフリック方式で入力することが多いです(キーボード入力も可能ではありますが)。パソコンはキーボードを扱うため、操作に対して抵抗感がある人もいるかもしれません

はっきり言ってしまうと、タブレットは痒い所に手が届く程度の端末です。そのため使用目的がはっきりしないと使いづらい端末となってしまいます。実際、スマホやパソコンは持っていないと生活や仕事に支障をきたしてしまいますが、タブレットは持っていなくとも生活できてしますよね。

スペックはパソコンが上ですし、通話などの連絡手段はスマホが担ってくれています。まずはタブレットでできることを今一度確認してみましょう。

それぞれのメリットとデメリットをみてみよう

では、タブレットとパソコンのそれぞれメリット&デメリットを見ていきましょう。

\次のページで「タブレットを選ぶメリット・デメリット」を解説!/

タブレットを選ぶメリット・デメリット

タブレットを使用する上での最大のメリットは携帯性が高く、画面がスマホよりも大きい点でしょう。

動画や電子書籍をもっと大きな画面で閲覧して楽しみたい場合、またパソコンよりも簡単に取り出しやすいために扱いやすい点も挙げられますね。デメリットとしては、パソコンよりもスペックが低く、「パソコンと同じように仕事をする」ということは困難な点です。マルチウィンドウ(一つの画面上で2つアプリを動かす)も困難なため、作業効率を下げてしまいます。

パソコンのメリット・デメリット

パソコンのメリットとしては、やはりタブレットでは行えない複雑な処理が可能であることや処理速度がタブレットよりも優れている点が挙げられます。動画作成などはパソコンで行うことがオススメです。また、ゲームに関してもゲーム専用のパソコン(ゲーミングPC)を使用することで、快適にプレイすることができます。

デメリットとしては、気軽に使うことができない点と購入時のコストです。ノートパソコンであれば持ち運びは可能ですが、タブレットと比べ重く大きいためかばってしまうことや、取り出すことを面倒に感じたり、立ち上げるまでに時間がかかることがあります。また、パソコンは全体的にタブレットよりも値段が高いこともデメリットと言えるでしょう。

タブレットはパソコンの代わりになる?

結論から言うと、タブレットにパソコンの代役は務まりません。しかし「動画を見る」「電子書籍を読む」等の娯楽だけに使うのであれば問題ないでしょう。処理性能でみるとタブレットの方がパソコンよりもスペックは低く、画面自体も小さいためzoomでのやりとりやオンライン授業などであれば、間違いなくパソコンの使用をオススメします

タブレット・パソコン選びを失敗しないために

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タブレットとパソコンの違いについて、また使用する上でのメリットとデメリットについて解説してきました。では、選び方を失敗しないようにするためにはどのようにすればよいのか解説していきます。

使用目的をはっきりさせよう!

タブレットを選ぶときが特に当てはまりますが、「なぜ購入するのか」を購入前に確認することがオススメです。「便利そうだから」という理由だけで購入すると無駄な買い物となってしまう可能性があります。

また、普段の生活で「誰が」「どのような目的で」「どれくらい使うか」を想像してみましょう。実際にどれくらいの使用頻度があるかを推測することで、情報端末の必要性を検討することができます。

タブレットとパソコンでできる作業内容と作業量を再確認する

例えば、同じタブレットでもWordやExcel、PowerPointなどのマイクロソフトが入っているものと入っていないものがあります。大学生であれば、ワードがなければレポート課題を作成するのも一苦労ですよね?また、文章自体はタブレット、パソコン共に入力は可能ですが、レポートのような長文の作成であればパソコンの方が圧倒的に効率的です。

このように、どのような作業をどれくらいの量を行う必要があるのかを再確認して、適切な機器を選ぶ必要があります

確認するべきスペックや周辺機器

使用用途によって、機器に必要なスペックや周辺機器をそろえる必要があります。文書作成であればキーボードだけでなく、マウスがあった方がより便利です。また、オンライン授業のために使うのであれば持ち運びだけでなく、画面の大きさや通信の安定性、処理速度も必要でしょう

このように作業内容に加えて、その作業に必要な「機器の性能」と「周辺機器」についてまで想像しておく必要があります

\次のページで「スぺックはどの項目を見るべき?」を解説!/

スぺックはどの項目を見るべき?

タブレット、パソコンどちらの端末を扱うことになったとしても、快適に使いたいですよね。今回はタブレット、パソコンを選ぶときに見ておくべき項目を簡単に紹介していきます。

・CPU

・RAM

・ストレージ

・ディスプレイの大きさ

・防水機能

「CPU」は人間でいう脳にあたる部分で、この項目の数値が高い場合に端末がサクサク動いてくれます。しかしかながら、タブレットは高性能のCPUを兼ね備えてはいません。「RAM」は一度に複数のアプリを起動すること、CPUの補助を担っており、複数の作業を円滑にしてくれる機能があります。「ストレージ」は媒体の保存量と考えてください。

また、タブレットを選ぶ際には携帯性が大切であるため、ディスプレイの大きさや防水機能も考慮すると良いでしょう。ディスプレイの大きさが10インチ以下であればどこでも使用することができますが、それ以上の大きさでは荷物になってしまうことが予想されます。やはり自分がそれぞれの機器をどのような状況で使うのかが重要になってきますね。

どちらの端末を購入するか悩んでいる人へ

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ここまで読んでも、タブレットを購入するかパソコンを購入するか悩んでいる人もいると思いますので、考え方の一つの参考としてみてください。

タブレットがオススメな人

タブレットがオススメな人は以下のような人です。

・使用用途が動画の視聴が多い

・日常的に使う

・長文を打たない

・移動中に使う(ナビなど)

使用目的が娯楽や日常的な調べもの、ちょっとしたビジネス的なやり取りで扱うのであればタブレットがオススメです。なぜならタブレットはパソコンよりも持ち運びやカバンからの取り出しが簡単な点が最大の魅力だから。このようにスマホよりも大きいな画面で、スマホとほぼ同等に使っていきたいという人はタブレットを使うと良いでしょう。

\次のページで「パソコンがオススメな人」を解説!/

パソコンがオススメな人

次にパソコンがオススメな人です。

・動画の編集

・長文の作成

・一度に複数のタスクをこなす

・オンラインでの授業やスクールに使用

使用目的が「仕事や作業、勉強に使いたい」という人はパソコンがオススメです。確かに持ち運びなどは面倒に感じますが、仕事や作業に求められるのは効率性であり、仕事や勉強を結果的に早く終わらせることができることが余暇時間を増やすことにもつながりますからね。

購入しなくとも別な方法で解決できる場合もある

例えば「大きな画面で動画が見たい」であれば、テレビをつなげて視聴するといったことも可能です。電子書籍をテレビで見る、youtubeをテレビで見るなどであれば、HDMIケーブルでスマホとテレビをつなぐだけでOKですし、youtubeであればテレビに内蔵されていたり、fire TV stickなどをテレビのHDMI端子に接続することで視聴可能ですよ。

このように「他の方法はないのか?」と吟味してみることで、コスパを抑えられる可能性もあります

タブレットとパソコンではまだまだ別の役割

今回は「タブレットとパソコンの違い」について解説してきました。タブレットは便利なものではありますが、生活必需品とまではいかないということをお伝えしてきました。技術の発展に伴い便利なものも増えてきており、最近ではオンラインでのやりとりも主となってきています。便利なものを十分に使いこなすことで、自分自身の生活の質をアップしていってください。

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IT・プログラミング雑学

より便利なのは?タブレットとパソコンの違いや、失敗しない選び方などを合わせて情報端末マニアがわかりやすく解説

この記事ではタブレットとパソコンの違いについてみていきます。
「タブレットはどんな時に使うのでしょう」といった疑問や、今のパソコンはタブレット式にもなったりする種類もあるからこそ、「タブレットってパソコンの代用にできるのでは?」と思う人もいるでしょう。
今回はタブレットを実際に購入した経験を持つ情報端末マニアの「けい」と一緒に解説していきます。

ライター/けい

スマホとタブレット、パソコンの3種の神器を持ち合わせるライター。普段はパソコンを使うことが多い。

タブレットとパソコンの違いとは

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早速、タブレットとパソコンの違いについてみていきましょう。

スペックが違う

少しでも電子機器に詳しい方であれば当たり前と思うかもしれませんが、タブレットとパソコンではスペックが全く違います。パソコンの方がスペックが高く、処理する速度や複雑な処理をする場合はパソコンの方が圧倒的に早く可能です。

OSが違う

OSとは「オペレーティングシステム」の略称で、「端末の操作」をしてくれるシステムです。基本的にタブレットのOSはスマホと同様のOSで、パソコンはパソコン用のOSを使用しています。OSが異なることでメモリ数が異なり、メモリ数が異なると保存できる量も変わってくるため注意が必要です。

また、OSが異なると対応するアプリなども変わってきますので、結果として操作性も変わってきます。そのためにも、自分が望むような使い方ができるか(アプリが対応しているか等)を事前に把握しておきましょう

操作性が違う

タブレットはスマホと同様にタッチパネル式で操作することが多いですので、数ページの中から選択するといったことは行いやすいです。一方で、パソコンではマウスを使用してクリックする操作が必要ですね。

またスマホの普及のと共に、文字入力はフリック式で入力する機会が多くなってきました。タブレットもフリック方式で入力することが多いです(キーボード入力も可能ではありますが)。パソコンはキーボードを扱うため、操作に対して抵抗感がある人もいるかもしれません

はっきり言ってしまうと、タブレットは痒い所に手が届く程度の端末です。そのため使用目的がはっきりしないと使いづらい端末となってしまいます。実際、スマホやパソコンは持っていないと生活や仕事に支障をきたしてしまいますが、タブレットは持っていなくとも生活できてしますよね。

スペックはパソコンが上ですし、通話などの連絡手段はスマホが担ってくれています。まずはタブレットでできることを今一度確認してみましょう。

それぞれのメリットとデメリットをみてみよう

では、タブレットとパソコンのそれぞれメリット&デメリットを見ていきましょう。

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