この記事では蓮と睡蓮の違いについてみていきます。どちらも美しい花を咲かせたり、水周りで咲くイメージがあるよな。違いはずばり花の咲く位置のようですが、部位によって形・機能が違うなど調べてみるといろいろあるみたいです。

今回はそんな水生植物には欠かせない蓮と睡蓮の違いを、定義から確認しつつ、植物好きライター熊家と一緒に解説していきます。

ライター/熊家

現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。

ざっくり蓮と睡蓮の違い

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植物に興味ある方でも、蓮と睡蓮の違いがわからないという方は多いのではないでしょうか。この章では蓮と睡蓮の違いをざっくりご紹介いたします。蓮・睡蓮の違いが、簡単にわかるようになりますよ。

蓮:水面から高いところで開花

蓮は水面から1メートル以上高く花茎を伸ばし開花します。植栽されている場所は、観植物として寺や神社、公園の池などです。仏教で仏様が座る蓮華座(れんげざ)として知られています。

睡蓮:ほぼ水面で開花

睡蓮は地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべています。熱帯から温帯の広い範囲に分布する植物で、淀んだ川・沼・池など水位が比較的安定した場所の生息です。なぜ広い範囲で分布できるかというと、大きく分けて耐寒性睡蓮と熱帯性睡蓮の2品種存在するためとなります。

違いその1:蓮・睡蓮の特徴

ざっくり蓮と睡蓮の違いを知れたと思いますが、もっと理解を深めたいという方もいるでしょう。この章では、より詳しい特徴を紹介いたします。知らなかった蓮・睡蓮の機能がわかりますよ。

蓮:ハス属の挺水植物

蓮はハス属の挺水植物で、葉は水辺にありツヤツヤです。その理由は、水をよくはじく撥水性が葉にあるため、水や汚れがつきにくくなっています。この葉の表面と同じような構造のコーティング技術は、塗料や繊維、自動車のサイドミラーなどにも応用されているそうです。

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睡蓮:スイレン属の浮葉性植物

睡蓮はスイレン属に含まれる浮葉性植物で、水面に葉を浮かべる植物です。必要な栄養塩類を水中から吸収するため、富栄養な水域で繁茂します。ビオトープにおすすめの植物です。

違いその2:蓮・睡蓮の見分け方

蓮と睡蓮の違いや特徴を紹介しましたが、実際に見分けられるか不安な方もいるでしょう。この章では、わかりやすい見分け方を紹介いたします。植物園や公園に行った際、違いが簡単にわかるようになりますよ。

蓮の葉は艶がない

蓮の葉は花と同様に高い位置に生え、艶がありません。その理由は撥水効果があり、水や汚れをはじくからです。このことから睡蓮は、「煩悩に満ちた世の中を清浄に保つもの」の象徴とされています。

睡蓮の葉は光沢がある

睡蓮の葉は光沢があり、花と同様に葉も水面に浮いています。蓮の葉と睡蓮の葉の違いは、大きな切れ込みが入っていることです。葉の艶と切れ込みで蓮か睡蓮か、判断できるのでわかりやすくなります。

違いその3:蓮・睡蓮の開花時期

蓮と睡蓮について知っていくと、美しく咲いている花が見たくなってきませんか。この章では、蓮・睡蓮の開花時期を紹介いたします。開花時期に合わせて鑑賞しに行けますよ。蓮・睡蓮は少しの間シーズンが重なっているので、まとめて鑑賞できるかもしれません。

蓮:7月初旬~8月下旬頃

蓮の開花時期は、7月初旬~8月下旬頃で、白・ピンク・黄などの花を咲かせます。開花から3~4日で散りますが、咲いては散るを繰り返す植物です。開花してから2日目の蓮が、一番美しく開花します。

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睡蓮:5月下旬~10月上旬頃

睡蓮の開花時期は、5月下旬~10月上旬頃です。分布場所でわけると温帯睡蓮は5~10月、熱帯は7~10月になります。花の色は、白・ピンク・赤・黄・オレンジ・青・紫などです。咲き終わると閉じて水の中に沈みます。

花弁の違い

蓮・睡蓮の育て方

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蓮と睡蓮について知り、実際に育てたくなった方もいるのではないでしょうか。この章では、栽培方法を紹介いたします。自宅で栽培ができるようになりますよ。簡単にまとめているので、試してみましょう。

蓮の植え付け・植え替えは3月中

蓮の植え付け・植え替えは、成長がはじまる3月に行いましょう。栽培場所は終日日当たりがよい場所で、土は粘土質のものを使用してください。水は張った状態を保ちます。

咲き終わった睡蓮は早めに摘み取る

睡蓮の栽培で使用する土も、粘土質のものです。睡蓮は水に沈めて育てる植物なので、基本的に水やりをする必要はありません。咲き終わった花は水に潜りますが、この花がらを放置しておくと水が汚れるので、早めに摘み取りましょう

蓮と睡蓮の花言葉は

花が好きな方は、花言葉が気になるかもしれません。蓮と睡蓮には、花言葉が隠されています。花言葉によって、蓮と睡蓮の魅力をさらに知れますよ。花言葉の中から一部紹介いたします。

蓮:「神聖」など

蓮の花言葉は『神聖』です。花言葉の背景は生まれたばかりのお釈迦様が、初めて歩きだしたときの話になります。足跡から開花した蓮の花に立ち「天上天下唯我独尊」と言ったことが由来です。

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睡蓮:「純粋な心」など

睡蓮の花言葉は、『純粋な心』などです。意味は野生の睡蓮の多くが白い花であることに由来します。睡蓮の花言葉は『滅亡』という意味があり、由来はギリシャ神話です。少し怖い花言葉も隠されていました。

【その他の花言葉】

・蓮
⇒『清らかな心』『休養』『雄弁』『沈着』『離れゆく愛』など

・睡蓮
⇒『信頼』『信仰』など

レンコンは蓮・睡蓮のどっち?

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実は蓮と睡蓮どちらかの根が、レンコンになります。知らない方は、一目でどちらの根がレンコンかわからないでしょう。この章では、どちらがレンコンなのか知れますよ。豆知識として覚えておきましょう。

レンコンは蓮の根

レンコンは蓮の根を指し、塊茎が大きくなるように改良された「食用蓮」と、花を鑑賞する「花蓮」があります。睡蓮の根はどういうものかというと、中身が詰まったワサビ状です。

蓮と睡蓮の違いは花を咲かせる位置

蓮は水面から1メートル以上の高さで開花し、睡蓮はほぼ水面で開花します。また蓮の葉は艶がなく円形で、睡蓮の葉は光沢があり大きく切り込みが入っているのが特徴です。花と葉から、どちらが蓮か睡蓮か見分けられるでしょう。

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生き物・植物雑学

3分でわかる蓮と睡蓮の違い!特徴や見分け方・育て方や花が咲く時期などを植物好きライターが詳しくわかりやすく解説



この記事では蓮と睡蓮の違いについてみていきます。どちらも美しい花を咲かせたり、水周りで咲くイメージがあるよな。違いはずばり花の咲く位置のようですが、部位によって形・機能が違うなど調べてみるといろいろあるみたいです。

今回はそんな水生植物には欠かせない蓮と睡蓮の違いを、定義から確認しつつ、植物好きライター熊家と一緒に解説していきます。

ライター/熊家

現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。

ざっくり蓮と睡蓮の違い

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植物に興味ある方でも、蓮と睡蓮の違いがわからないという方は多いのではないでしょうか。この章では蓮と睡蓮の違いをざっくりご紹介いたします。蓮・睡蓮の違いが、簡単にわかるようになりますよ。

蓮:水面から高いところで開花

蓮は水面から1メートル以上高く花茎を伸ばし開花します。植栽されている場所は、観植物として寺や神社、公園の池などです。仏教で仏様が座る蓮華座(れんげざ)として知られています。

睡蓮:ほぼ水面で開花

睡蓮は地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべています。熱帯から温帯の広い範囲に分布する植物で、淀んだ川・沼・池など水位が比較的安定した場所の生息です。なぜ広い範囲で分布できるかというと、大きく分けて耐寒性睡蓮と熱帯性睡蓮の2品種存在するためとなります。

違いその1:蓮・睡蓮の特徴

ざっくり蓮と睡蓮の違いを知れたと思いますが、もっと理解を深めたいという方もいるでしょう。この章では、より詳しい特徴を紹介いたします。知らなかった蓮・睡蓮の機能がわかりますよ。

蓮:ハス属の挺水植物

蓮はハス属の挺水植物で、葉は水辺にありツヤツヤです。その理由は、水をよくはじく撥水性が葉にあるため、水や汚れがつきにくくなっています。この葉の表面と同じような構造のコーティング技術は、塗料や繊維、自動車のサイドミラーなどにも応用されているそうです。

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