
3分で分かるrarとzipの違いとは?各圧縮ファイルのメリット・デメリットについてガジェット大好きライターがわかりやすく解説!
rarのメリットは高い圧縮率とリカバリーレコード
rarファイルのメリットは、大きく分けて二つです。一つ目は、単純にzipファイルよりも圧縮率が高いこと。データの容量を小さくしたい場合に、rarファイルに圧縮する方がzipファイルに圧縮するよりも小さくなる可能性があります。
二つ目はリカバリーレコードがあることです。リカバリーレコードがあることで、圧縮ファイルが破損してもある程度修復・復元することが出来ます。これらのメリットから、ビジネスで使用する人には好まれている圧縮ファイルだといえるでしょう。
rarのデメリットは知名度
rarファイルは性能面でのデメリットはほとんどありませんが、強いてあげるとすると知名度の低さです。標準サポートされているzipに比べると、rarファイルを知っている人は少なく、送られてきても戸惑う人もいるかもしれません。
また、rarファイルに圧縮するには専用のソフトウェアが必要なので、圧縮ファイルを多用する人でなければzipファイルで十分だという側面があります。
他にもある!圧縮ファイルの種類
圧縮ファイルにはrarやzip以外にも種類があります。
今では見なくなったlzh
lzhは日本人が作った圧縮ファイルの形式です。1990年代、windows xp以前には、zipファイルへの圧縮ソフトも有料だったことから、無料で使用できたlzhが一般的に使われていました。
しかし、zipファイルの普及や、一部のアンチウイルスシステムに適応していないなどの事情から、徐々に使われなくなり、今ではほとんど見かけません。
注目を集め始めている7z
7zは少しずつ知名度が上がってきている圧縮ファイルです。rarと同等の圧縮率や安定性を持っています。また、大きな特徴が圧縮可能なファイルの上限で、その数は16 EB (16,000,000,000 GB)です。とはいえ、それだけの容量のファイルを扱うことはまずないでしょう。
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