カンパチとの違いは?
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これまでヒラマサとブリの違いを見てきたが、カンパチもまたスズキ目アジ科ブリ属で青物御三家に属する魚。ヒラマサとブリ同様によく混同される方が多いですが、その特徴は頭の部分を上から見た際に眉間にあたる部分に漢字の「八」のような模様が黒く描かれている点になります。そもそもカンパチは漢字で「間八(または勘八)」と表され、以上の特徴がその由来です。また、カンパチもブリ同様に出世魚に部類される魚になります。
【余談】ヒラマサの語源はブリに比べて平べったく、からだの真ん中に黄色い線が入っている点にあり!
そもそもヒラマサの語源について気になった方も多いかと思いますが、言ってしまうとヒラマサと呼ばれる由来にはブリに比べて平べったく、体の真ん中に黄色い腺が直線上で柾目(まさめ)になっている点にあります。柾目(まさめ)とは、木目がまっすぐ通っている樹木のことで、ここから転用されて木目がまっすぐに入っていることをまさと呼んでいるそうです。
ブリは出世魚!この機会にワラサやイナダなど若魚を味わってみよう!
この記事ではヒラマサとブリに関して、魚体や味、食感の違いなど様々な観点からその違いについて解説してきました。ともにスズキ目アジ科ブリ属する青魚だからこそ共通点は多いものの色々な違いがありましたね。特に、ブリは出世魚に部類されるお魚でその成長段階に応じてその名の呼称が変化します。ぜひこの機会にワラサやイナダなどブリの若魚を食卓に並べてその違いを味わってみてくださいね。