ライター/ささき葵
家族旅行は必ず沖縄に行くというほど沖縄好きな、子ども3人を育てる専業主婦。栄養の高さや身体によいという食品を、なんでも料理に取り入れている健康オタクでもある。
さんぴん茶とジャスミン茶は同じ花茶!
image by iStockphoto
沖縄に行くと必ず自動販売機やコンビニで目にするさんぴん茶。沖縄を代表する飲み物として知られており、私も沖縄に行くと必ずお茶はさんぴん茶を選ぶほど大好きで、さっぱりとしていてとても飲みやすいお茶なんです。
そんなさんぴん茶と同じお茶なの?と言われているジャスミン茶は、花の香りが豊かなお茶として人気がありますよね。
さんぴん茶とジャスミン茶、実は同じ花茶の一種だったのです。
こちらの記事もおすすめ
沖縄そばとソーキそばの違いは?八重山そばや宮古そばとの違いも合わせて雑学大好き現役大学生がわかりやすく解説
花茶とは茶葉に花の香りを移したお茶
さんぴん茶とジャスミン茶は、ベースとなる茶葉に茉莉花(マツリカ)の花の香りを移したお茶、いわゆる花茶の一種です。わかりやすく言うと、どちらもフレーバーティーですね。
茉莉花とはアラビアジャスミンのこと。香りの強い茉莉花は、香りを吸着しやすい茶葉と合わせてつくるフレーバーティーには最適な花なんですね。さまざまな種類の茶葉にジャスミンの花を重ねて香りを移す工程を繰り返してできるのがジャスミン茶なんです。
高級なものほど時間をかけてこの工程を何度も繰り返すので、花はその都度取り除かれるため茶葉に入っていることはありません。お手頃な価格のジャスミン茶は、この工程を短縮するために茶葉と花を一緒に入れてパッケージされるため、コストを抑えた花入りのジャスミン茶として販売されているのです。その間も香りが移るように工夫されているんですね。
ジャスミン茶の茶葉は、ジャスミンの花入りで販売されていることがあり、花を乾燥させたものがお茶になると思っている人も多いのではないでしょうか?私もそのイメージがありましたが実際は花ではなく、さまざまな種類の茶葉にジャスミンの香りを移してできるのがジャスミン茶なんですね。
\次のページで「さんぴん茶とジャスミン茶は茶葉の種類が違う」を解説!/