この記事では、「ダウンロード」と「インストール」の違いについてみていきます。どちらもパソコンやスマホでデータを取り扱うときに使われるイメージがあるな。似たような場面で見かける言葉ではありますが、実は明確な違いがある。今回はそんな2つの用語の違いを、それぞれの意味や用例を確認しつつ、現役Webディレクターでもあるライターのサイトウマサヒロと一緒に解説していきます。

ライター/サイトウマサヒロ

Webディレクターや会員制Webサービスの運営業務を行なっている会社員。プライベートでもSNSや動画配信サイト漬け、週末はもっぱらアイドルやバンドのライブ三昧。

ダウンロードとインストールの意味・違い

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パソコンやスマホを使っているとしばしば目につく、「ダウンロード」と「インストール」という言葉。一見して意味が予想しづらいカタカナ語のため、どちらも同じような意味でしょ?と思っている人も少なくないかもしれません。

今回はそんなややこしい用語の違いを、IT初心者でも理解できるようわかりやすく解説していきます。

ダウンロード=データを転送して保存

ダウンロードとは、インターネットなどのネットワークや通信回線を通して、データをコンピューターに転送すること。他のコンピューターやウェブサイト上にあるファイルを、自分のパソコンにコピーすることです。

少し難しいので噛み砕いて説明すると、「データを保存すること = ダウンロード」となります。

インストール=ソフトを追加して使える状態にする

一方、インストールとは、ソフトウェアやアプリケーションを、コンピューターに追加して、使用できる状態にすること。「インストーラー」と呼ばれるプログラムを使って、ソフトを起動できるようにセッティングをすることです。

こちらも一言で説明すると、「ソフトを使える状態にすること = インストール」と言えます。

ダウンロードは保存、インストールは使える状態にすること

ダウンロードは保存すること、インストールは使える状態にすること、といった違いがあることがわかりましたね。

ダウンロードとインストールの関係は、スーパーでのお買い物と料理の関係に似ていると言えます。

スーパーで豚肉を買っても、そのまますぐに食べることはできないですよね。豚肉を食べるために、家にある調理器具や調味料を使って、食べられるように調理する必要があります。

ソフトウェアも同じで、ダウンロードしたそのままでは使えないので、コンピューターの中で設定や準備をしないといけないのです。

\次のページで「ダウンロードとインストールの使用例」を解説!/

ダウンロードとインストールの使用例

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なかなか意識することはないかもしれませんが、多くの人が日常的にパソコン・スマホでダウンロードやインストールを行っています。

音楽や画像を入手する際はダウンロード

以下のような場合、あなたはスマホに画像や音楽を「ダウンロード」しています。

・SNSで可愛い動物の画像を保存する
・音楽配信ストアでお気に入りのアーティストの楽曲を購入する

ダウンロードした画像や楽曲は、すぐに楽しむことが出来ます。

ソフトやアプリを使用する際はインストール

一方、以下のような時に、パソコンやスマホで行われているのが、「インストール」です。

・家電量販店で購入した動画編集ソフトをパソコンに入れる
・インターネット上でダウンロードしたフリーソフトを使えるようにする
・人気ランキング上位の面白そうなスマートフォンアプリを購入する

\次のページで「ソフトはダウンロードした後にインストールする!」を解説!/

インストールが完了後、ソフトやアプリが使えるようになります。

ソフトはダウンロードした後にインストールする!

画像や音楽はダウンロードしただけで楽しむことができるのに対して、ソフトウェアやアプリケーションは、ダウンロードした後にインストールを行わないと使うことができません。

ただし、先ほど例に挙げたスマホのアプリは、ダウンロードと同時にインストールが自動で行われています。また、中にはインストールが不要なソフトウェアも。

ダウンロードしただけで楽しめるコンテンツと、インストールしないと使えないソフト。先ほども登場したスーパーの例でいうと、お菓子やおにぎりのように買ってすぐ食べられるものと、野菜や魚のように調理が必要なものがある、ということですね。

「ダウンロード」と「インストール」の類語や言い換え

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さて、ダウンロードとインストールの違いがわかってきたところで、それぞれの言葉と同じ意味の言葉や、セットで使われることの多い言葉についてもみていきましょう。

「ダウンロード」の類語

ダウンロードは、「Download」という英語なので、「DL」と略して表記されることが多々あります。また、「Down」の和訳から、日本語で「落とす」と表現することもありますね。

ダウンロードしたデータを取り除く際には、単純に「削除する」というのが一般的です。

また、データを受信するダウンロードに対して、他のコンピューターやインターネット上にデータを送信することは、「アップロード」といいます。

「インストール」の類語

インストールによく似た言葉として、「セットアップ」があります。こちらは、ほとんどインストールと同じ意味合いの言葉です。

インストールしたソフトウェアを削除する際には、「アンインストール」という言葉が使用されます。

\次のページで「いざという時のために、違いを掴もう!」を解説!/

いざという時のために、違いを掴もう!

データを取り扱う際の、「ダウンロード」と「インストール」の違いについて解説いたしました。違いが分かっていなくてもソフトを使うことは出来ますが、基本的な知識を身に付けているとトラブルの際にも対処がしやすくなります。この記事をきっかけに、しっかり違いを覚えましょう!

" /> 3分でわかるダウンロードとインストールの違い!アプリや音楽はどちらで入手するの?類語についても現役Webディレクターがわかりやすく解説! – Study-Z
IT・プログラミング雑学

3分でわかるダウンロードとインストールの違い!アプリや音楽はどちらで入手するの?類語についても現役Webディレクターがわかりやすく解説!

この記事では、「ダウンロード」と「インストール」の違いについてみていきます。どちらもパソコンやスマホでデータを取り扱うときに使われるイメージがあるな。似たような場面で見かける言葉ではありますが、実は明確な違いがある。今回はそんな2つの用語の違いを、それぞれの意味や用例を確認しつつ、現役Webディレクターでもあるライターのサイトウマサヒロと一緒に解説していきます。

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Webディレクターや会員制Webサービスの運営業務を行なっている会社員。プライベートでもSNSや動画配信サイト漬け、週末はもっぱらアイドルやバンドのライブ三昧。

ダウンロードとインストールの意味・違い

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パソコンやスマホを使っているとしばしば目につく、「ダウンロード」と「インストール」という言葉。一見して意味が予想しづらいカタカナ語のため、どちらも同じような意味でしょ?と思っている人も少なくないかもしれません。

今回はそんなややこしい用語の違いを、IT初心者でも理解できるようわかりやすく解説していきます。

ダウンロード=データを転送して保存

ダウンロードとは、インターネットなどのネットワークや通信回線を通して、データをコンピューターに転送すること。他のコンピューターやウェブサイト上にあるファイルを、自分のパソコンにコピーすることです。

少し難しいので噛み砕いて説明すると、「データを保存すること = ダウンロード」となります。

インストール=ソフトを追加して使える状態にする

一方、インストールとは、ソフトウェアやアプリケーションを、コンピューターに追加して、使用できる状態にすること。「インストーラー」と呼ばれるプログラムを使って、ソフトを起動できるようにセッティングをすることです。

こちらも一言で説明すると、「ソフトを使える状態にすること = インストール」と言えます。

ダウンロードは保存、インストールは使える状態にすること

ダウンロードは保存すること、インストールは使える状態にすること、といった違いがあることがわかりましたね。

ダウンロードとインストールの関係は、スーパーでのお買い物と料理の関係に似ていると言えます。

スーパーで豚肉を買っても、そのまますぐに食べることはできないですよね。豚肉を食べるために、家にある調理器具や調味料を使って、食べられるように調理する必要があります。

ソフトウェアも同じで、ダウンロードしたそのままでは使えないので、コンピューターの中で設定や準備をしないといけないのです。

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