3分でわかるFLACとMP3の違い!MacやWindowsでの変換方法は?保存方法・音声ファイルの形式について音楽好きWebディレクターがわかりやすく解説!
どちらも音声ファイルのデータ形式のひとつですが、音質やファイルのサイズについてそれぞれ異なった特徴があるようです。今回は2つのファイル形式にどのような違いがあるのか、ファイルの変換はできるのか、Webディレクターで大の音楽好きでもあるライターのサイトウマサヒロと一緒に解説していきます。
ライター/サイトウマサヒロ
Webディレクターや会員制Webサービスの運営業務を行なっている会社員。年間数百枚以上のアルバムを聴く音楽ファンで、週末はもっぱらアイドルやバンドのライブ三昧。
FLACとMP3の違いは可逆性?
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通勤・通学中や自宅でのリラックスタイムに音楽を楽しむ際、多くの人が携帯音楽プレイヤーやスマートフォンにお気に入りの音楽を入れて再生していますよね。しかし、音楽がデータとしてどのような形になっているか、きちんと理解している方は少ないのではないでしょうか。
「音楽を機器に入れる」と言っても、実はそのデータの形式には様々な種類があるのです。
ほとんどの場合、音声ファイルをそのまま保存するとデータのサイズが大きすぎるため、圧縮された音声ファイルが使われています。
では、圧縮ファイルの中でも特によく使われる、FLACとMP3の特徴について解説していきましょう。
MP3は「非可逆圧縮」
MP3は「非可逆圧縮」という方式で圧縮されたファイルの一つです。
非可逆圧縮とは、その名の通り圧縮前の状態に戻すことができない圧縮方式で、MP3の場合、人間の耳では聴き取りにくいとても高い周波数・低い周波数の音をカットすることでデータのサイズを小さくしています。
MP3は、音質がやや損なわれる代わりに、サイズ容量が大きく節約されるのが特徴です。
FLACは「可逆圧縮」
一方、FLACは「可逆圧縮」という方式で圧縮されたファイルの一つです。
可逆圧縮形式のファイルは、再生時に圧縮前の状態に戻すことができるため、FLACはオリジナルの音源と同じ音質のまま保存することが可能となっています。
MP3と比較すると容量は大きくなるものの、音質が良いのが特徴です。
MP3は容量節約、FLACは音質重視!
同じ音楽ファイルでも、MP3は容量を節約することに、FLACはキレイな音質を保つことに、それぞれ重きをおいていると言えるでしょう。
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