国語言葉の意味

【慣用句】「潮が引く」の意味や使い方は?例文や類語を元校閲者がわかりやすく解説!

1. 地震で津波の緊急警報が発表されたけど、浸水被害も無く潮が引いたみたいだ。

2. プレミアム会員になって特別なサービスやお知らせがあるかと思ったけど、特に無くて自分の気持ちの潮が引いたよ。

3. 「ご要望やお問合せは大変ありがたいのですが、今後は回答出来かねます。」ととても親切だったスタッフが潮を引いたように対応してきた。

例文の1は「海水の物理的現象」を示しており、例文の2や3は「勢いや雰囲気の状況の変化」を示していることがわかりますね。前者は文脈が海や海水となることがほとんどであるため、2つの意味を取り違える可能性は少ないでしょう。

「潮が引く」の類義語は?違いは?

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それでは次に、「潮が引く」の類義語を3つほどピックアップしましたので、見ていきましょう。

1. 「引き潮」

今回ご紹介する最初の類義語が「引き潮」(ひきしお)です。良く使用される言葉ですが、念のため国語辞書で意味を確認しておきましょう。

1. 満潮時から干潮時まで、海面がしだいに下降し、海岸線が沖に退くこと。また、その現象。落ち潮。下げ潮。

2. 退く時機。ひきさがるころあい。引き潮時。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「潮が引く

このように「引き潮」は「潮が引く」と同様の2つの意味を有していることがわかりますね。ただし2つ目の「勢いや雰囲気の状況の変化」については、「潮が引く」は「勢いが盛んなものが衰える」という意味だったのに対し、「引き潮」は「盛んだった」という状況のニュアンスは弱めで、「退く時期」というタイミングのみが表現されている言葉となっています。

なお「引き潮時」(ひきしおどき)という言葉も良く使われますが、ほぼ同じ意味と捉えて構いません。

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