
ビスケットはイギリス発祥
ビスケットはイギリス発祥とされていますが、起源は古く今から1万年ほど前にバビロニアで、旅行や航海をする際の保存食として生まれたそうです。当時は日持ち良くするために、パンを2度焼いたものであったそう。
その後、現在のビスケットに近い形になったのは、16世紀後半のヨーロッパの宮廷です。イギリスのエリザベス女王やフランスのマリー・アントワネットも宮廷内でビスケットを製造されていたと言われています。
クッキーはアメリカ発祥
一方、現在の日本で馴染みのあるクッキーはアメリカ発祥です。17世紀初頭に北アメリカに入植した移民たちの食文化が様々に融合し、またホームメイドへのこだわりも強かったことから、家庭ごとにレシピが生まれて定着していったと言われています。
海外ではビスケットとクッキーは同じものを指す
日本においてはビスケットとクッキーは区別されていますが、海外ではどちらも同じものとされています。違うのは国ごとの呼び方の違いであり、アメリカでは両方を含む焼き菓子全般を「クッキー」、イギリスでは全て「ビスケット」と呼ばれているでしょう。因みにイギリスでは、クッキーと言う言葉自体ありません。
アメリカにおけるビスケットは日本でのものとは別物で、ケンタッキーで販売されている柔らかいパンのようなものを「ビスケット」と呼んでいます。またフランスでの焼き菓子の呼び方は、「ビスキュイ」です。
ビスケットの語源は「bis coctus(ビス・コウトゥス)」
ビスケットの語源は、「bis coctus(ビス・コウトゥス)」で、ラテン語で「二度焼かれたもの」が言葉の由来。また、フランス語の「biscuit(ビスキュイ)」の語源でもあります。
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