この記事では肉まんと豚まんの違いについてみていきます。どちらもコンビニで手軽に買える、冬に楽しめる中華まんの一種というイメージがあるよな。違いはずばり地域での呼び方だけのようですが中華まんとしての歴史や日本で広まった経緯など調べてみると興味深い事実があるようです。
今回はそんな肉まん・豚まんの違い、美味しい温め方も合わせてグルメ好きなライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。

ライター/食いしん坊主婦

食べることが大好きな主婦。美味しいものには目がなく、食べ物関連のことを調べるのも好き。大食いの人達のように、たくさん食べられてなおかつ太らない体になりたいと思っている。

肉まんと豚まん、違いは地域による呼び方だった!?

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寒くなるとより魅力的に見える中華まん。肉まん、ピザまん、カレーまん、豚まん、あんまん…定番のものをはじめ、最近では色んな種類が楽しめますよね。でも、ちょっと待った!肉まんと豚まんは同じ肉なのに何が違うの?そう疑問に感じたことはありませんか。実は違いは地域による呼び方だったんです。

肉まんは全国的な呼び方

全国的に多いのが「肉まん」呼びです。中の具に豚肉が使われていて、熱々ホクホクで美味しいですよね!肉まんは今でこそコンビニなどで気軽に購入できますが、まだコンビニも少なく田舎暮らしだった私の子供の頃の肉まんと言えばパックに入っているものでした。3つか4つくらい、パンのように並べて入っていて電子レンジで温めて食べるというもの。記憶によると我が家へ買ってこられていたのは肉まん、ピザまん、カレーまん、あんまんの4種類。レンジの加減によっては固くなったりして残念な食感になることもありましたが、当時楽しみなおやつのひとつでした。

豚まんは関西地域での呼び方

一方豚まんは関西地域の一部で呼ばれる呼び方。というのも関西地域では肉=牛肉という意識が根付いており、「肉まん」として売り出すと中身を牛肉と勘違いされる恐れがあることから「豚まん」として売りだしたそうです。そういわれれば有名な551蓬莱さんも「豚まん」表記ですね。神戸の中華街にある人気店老祥記さんも「豚まん」表記です。私は普段肉まんの方になじみがあるせいか、豚まんというと肉まんより美味しそうに聞こえます(笑)そうして過去にまんまと蓬莱さんの豚まんも老祥記さんでも買ったことがあるのですが、名前だけでなく本当に美味しかったのを思い出しました…!

意外と知らない中華まんの歴史

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肉まんも豚まんも、総称して「中華まん」と呼びますよね。中華と名のついているくらいなので中国から伝わったのは想像がつきますが、中華まんはどのように生まれてどのように日本で広まっていったのかまではきっと知らない人が多いはず。

\次のページで「ちょっと怖い中華まんの由来とは?」を解説!/

ちょっと怖い中華まんの由来とは?

中華まんはその名の通り中国から伝わったもの。由来は中国の三国時代(220年頃)に諸葛孔明が考案した「饅頭」である説が有名のようです。当時の中国では、ちょっと残酷ですが川の氾濫を鎮めるために水神に人頭を捧げるという信仰があったそう。孔明が人命の犠牲を出すまいと考え付いたのが、小麦粉で作った生地で羊や牛の肉をつつんで人頭に似せるというものでした。しかも、見事に氾濫を鎮めることができたんだとか。これが「饅頭」と呼ばれ、中華まん(肉まん)の始まりと言われているそうです。

中華まんが日本に広まったきっかけとは?

中華まんの老舗と言われる新宿中村屋は昭和2年ごろ、「天下一品 支那饅頭」という名称で肉の入った中華まんを売り出しました。これは創業者夫妻が中国へ視察旅行へ行った際に食べた「包子(パオズ)」がきっかけになったようです。包子とは中国の点心の一種で、蒸して作った小麦粉の生地で具を包んだ作伝統的な食べ物。その包子を日本人好みに改良して作られたものなんですね。それまで中華料理店など一部の専門店でしか食べることができなかった中華まんが、一般的になったきっかけなんだそうです。

肉まん・豚まんをおいしく温める方法は!?

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その場ですぐ食べるなら良いけれど、お家で温めて食べるタイプだとムラになったり生地が固くなったりしませんか?どうせ食べるならやっぱり美味しくいただきたいですよね!それにはマグカップにお水を入れてラップをして温めるのが一番。ちなみに冷めた肉まんを温めなおす場合はラップなしでもいいようです。温め方も調べると詳しく載っているものがたくさん出てきますので、気になる方法はぜひお試しを。

肉まん・豚まんに限らず色んな中華まんの味を楽しもう

肉まんも豚まんも、呼び方が違うだけでどちらも中華まんの一種。基本的には地域による呼び方ですが、コンビニなどでも「肉まん」と「豚まん」両方売っている場合もあるようです。肉まんと豚まんなどの定番の具材だけでなく、チーズやチョコといった変わったラインナップが増えているこの頃。そのお店での肉まん・豚まんの違いだけでなく、そういった変わったラインナップのお味も楽しみたいですね。

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雑学食べ物・飲み物

肉まんと豚まんの違いは地域による呼び方だった!?歴史や日本で広まった経緯、美味しい温め方についてもグルメ好きが分かりやすくわかりやすく解説

この記事では肉まんと豚まんの違いについてみていきます。どちらもコンビニで手軽に買える、冬に楽しめる中華まんの一種というイメージがあるよな。違いはずばり地域での呼び方だけのようですが中華まんとしての歴史や日本で広まった経緯など調べてみると興味深い事実があるようです。
今回はそんな肉まん・豚まんの違い、美味しい温め方も合わせてグルメ好きなライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。

ライター/食いしん坊主婦

食べることが大好きな主婦。美味しいものには目がなく、食べ物関連のことを調べるのも好き。大食いの人達のように、たくさん食べられてなおかつ太らない体になりたいと思っている。

肉まんと豚まん、違いは地域による呼び方だった!?

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寒くなるとより魅力的に見える中華まん。肉まん、ピザまん、カレーまん、豚まん、あんまん…定番のものをはじめ、最近では色んな種類が楽しめますよね。でも、ちょっと待った!肉まんと豚まんは同じ肉なのに何が違うの?そう疑問に感じたことはありませんか。実は違いは地域による呼び方だったんです。

肉まんは全国的な呼び方

全国的に多いのが「肉まん」呼びです。中の具に豚肉が使われていて、熱々ホクホクで美味しいですよね!肉まんは今でこそコンビニなどで気軽に購入できますが、まだコンビニも少なく田舎暮らしだった私の子供の頃の肉まんと言えばパックに入っているものでした。3つか4つくらい、パンのように並べて入っていて電子レンジで温めて食べるというもの。記憶によると我が家へ買ってこられていたのは肉まん、ピザまん、カレーまん、あんまんの4種類。レンジの加減によっては固くなったりして残念な食感になることもありましたが、当時楽しみなおやつのひとつでした。

豚まんは関西地域での呼び方

一方豚まんは関西地域の一部で呼ばれる呼び方。というのも関西地域では肉=牛肉という意識が根付いており、「肉まん」として売り出すと中身を牛肉と勘違いされる恐れがあることから「豚まん」として売りだしたそうです。そういわれれば有名な551蓬莱さんも「豚まん」表記ですね。神戸の中華街にある人気店老祥記さんも「豚まん」表記です。私は普段肉まんの方になじみがあるせいか、豚まんというと肉まんより美味しそうに聞こえます(笑)そうして過去にまんまと蓬莱さんの豚まんも老祥記さんでも買ったことがあるのですが、名前だけでなく本当に美味しかったのを思い出しました…!

意外と知らない中華まんの歴史

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肉まんも豚まんも、総称して「中華まん」と呼びますよね。中華と名のついているくらいなので中国から伝わったのは想像がつきますが、中華まんはどのように生まれてどのように日本で広まっていったのかまではきっと知らない人が多いはず。

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