この記事ではコーヒーカップとティーカップの違いについてみていきます。

どちらもコーヒーや紅茶を飲むときに使う食器というイメージがあるよな。違いはずばりカップの厚みと飲み口の広さのようですが、そのほかにも高さやデザインなどの違いがあることが調べてみてわかった。

今回はそんな2つの違いを、カップの特徴から確認しつつ、カフェ巡り好きライター平いずみと一緒に解説していきます。

ライター/平 いずみ

刺しゅう作家兼ライター。休日のカフェ巡りが趣味。今回はその経験を活かして執筆する。

コーヒーカップとティーカップの大まかな違いとは?

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普段みなさんはコーヒーや紅茶をいれて飲むときにどのような器で飲んでいますか。紙コップや手近にあるものを使っているという方も多いかもしれません。しかし、それぞれ専用のカップで飲むと、もっと美味しくなると言われています。

では、コーヒーカップやティーカップにはどのような違いがあるのでしょうか。いまから解説していきます。

コーヒーカップは分厚くて口の開きが小さい

コーヒーカップは分厚くて口の開きが小さく、筒型をしています。これはコーヒーを冷めにくくし、保温するため。というのも、コーヒーの抽出温度は約90度と若干低めだからです。そのため、カップの形状を工夫して温かさを保つようにしています。

ティーカップは薄くて口の開きが大きい

一方で、ティーカップは薄くて口の開きが大きくなっています。なぜなら、紅茶をいれる温度と関係しているからです。紅茶は沸騰した約100度のお湯でいれるため、そのまま飲もうとすると熱すぎて飲めません。そのため、飲み口を広くして、適温まで温度を下げて飲みやすくするための工夫がされています。

背の高さに違いはある?ない?

コーヒーカップとティーカップは形状が違うことがわかりましたが、高さに関してはどうでしょうか。解説します。

 

\次のページで「コーヒーカップの背は高め」を解説!/

コーヒーカップの背は高め

先に述べたように、抽出温度が低いコーヒーはすぐ冷めないように口径が狭いカップに入れます。したがって、容量をふやすためには、カップの背を高くする必要があるのです。そのため、ティーカップと比べて若干背が高くなります。

ティーカップの背は低め

一方、ティーカップはコーヒーカップよりも背は低め。先にも述べたように理由としては、飲み口を広げて熱を逃がし早く冷ますことが挙げられます。したがって、ティーカップの飲み口は広いため、低めのカップでも容量は十分取れるでしょう。

どのようなデザインがある?

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では、ティーカップとコーヒーカップにはどのようなデザインがあるのでしょうか。解説します。

コーヒーカップはコーヒーの種類別のカップがある

コーヒーカップには、エスプレッソやデミタスコーヒーを飲むための専用カップがあり、それぞれ、エスプレッソカップ、デミタスカップと呼ばれています。

どちらもコーヒーの芳醇な香りを逃さず、冷めにくくするための形状になっているでしょう。大きさは、エスプレッソカップが一番小さく、デミタスカップはコーヒーカップとエスプレッソカップの中間くらいの大きさです。

ティーカップは内側にも模様がある

ティーカップには内側に模様があるものが多くなります。なぜなら、カップ内に光が入りやすく、澄んだ紅茶を通して内側の装飾を見て楽しめるからです。さらに、飲み口が広くなっているもう一つの理由としては、紅茶の色や香りを五感で味わえるようになっていることが挙げられます。

兼用はできる?できない?

では、ティーカップにコーヒーをいれて飲んだり、コーヒーカップに紅茶をいれて飲んだりなど、兼用しても良いか気になりますよね。いまから見ていきましょう。

\次のページで「兼用はできる」を解説!/

兼用はできる

結論から言うと、もちろん兼用しても大丈夫です。お気に入りのコーヒーカップに紅茶を入れて熱々を長く楽しんだり、ティーカップに浅煎りコーヒーを入れて色や香りを楽しんだりと、それぞれのカップの特性を活かした使い方をすると良いでしょう。

兼用カップを使ってもOK

「両方のカップを兼用できるとは言え、来客時には専用のものを出したい」「専用のカップを揃えたいけど、収納場所が限られている」と悩んでいる方におすすめなのが、兼用カップになります。

兼用カップはまさにコーヒーカップとティーカップの中間の器。飲み口がほどほどに広く、厚みもほどほどあり、大きさも中くらいと、2つのいいとこどりをしています。兼用カップを用意しておけば、いざというときにも慌てずに済むでしょう。

マグカップはコーヒー用?紅茶用?

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家庭や職場で自分用のマグカップを使っているという方も多いと思いますが、マグカップはどちらに使うべきなのでしょうか。解説していきます。

マグカップは何に使ってもOK

マグカップは通常のコーヒーカップよりも大きく頑丈な作りになっており、受け皿がないのが特徴です。マグカップは凡用性が高く、基本的に飲み物なら何でもOKなので、コーヒー用、紅茶用と気にすることなく使えるでしょう。そのため、コーヒーチェーン店では便利なマグカップが使われていることが多くなります。

マグカップのおすすめの選び方は?

マグカップは陶磁器や耐熱ガラスなど種類が多いので、自分の好みのドリンクに合わせて選ぶと良いでしょう。例えば、アメリカンコーヒーや紅茶を良く飲む場合は、厚みが薄めのマグカップを選んで色や香りを楽しむ。また、濃いめのコーヒーや温かい紅茶を長く味わいたい場合は、分厚いマグカップを選ぶとコクや温かさを楽しめるでしょう。

\次のページで「自分の好きなカップでドリンクを楽しもう!」を解説!/

自分の好きなカップでドリンクを楽しもう!

これまでコーヒーカップとティーカップの違いについて解説してきました。違いは主に器の厚みや間口の広さと言った形状の違いになります。そのため、コーヒーや紅茶を美味しく飲むためにはそれぞれのカップの特徴を活かすようにすると、よりおいしく感じるでしょう。

また、両方揃えるのが難しい場合は、兼用カップやマグカップを使うのもおすすめになります。選択肢もたくさんあるので、自分の好きなカップを見つけてドリンクを楽しんでくださいね。

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コーヒーカップとティーカップの違いって何?マグカップは?高さや特徴・兼用できるかについてカフェ巡り好きライターがわかりやすく解説!

この記事ではコーヒーカップとティーカップの違いについてみていきます。

どちらもコーヒーや紅茶を飲むときに使う食器というイメージがあるよな。違いはずばりカップの厚みと飲み口の広さのようですが、そのほかにも高さやデザインなどの違いがあることが調べてみてわかった。

今回はそんな2つの違いを、カップの特徴から確認しつつ、カフェ巡り好きライター平いずみと一緒に解説していきます。

ライター/平 いずみ

刺しゅう作家兼ライター。休日のカフェ巡りが趣味。今回はその経験を活かして執筆する。

コーヒーカップとティーカップの大まかな違いとは?

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普段みなさんはコーヒーや紅茶をいれて飲むときにどのような器で飲んでいますか。紙コップや手近にあるものを使っているという方も多いかもしれません。しかし、それぞれ専用のカップで飲むと、もっと美味しくなると言われています。

では、コーヒーカップやティーカップにはどのような違いがあるのでしょうか。いまから解説していきます。

コーヒーカップは分厚くて口の開きが小さい

コーヒーカップは分厚くて口の開きが小さく、筒型をしています。これはコーヒーを冷めにくくし、保温するため。というのも、コーヒーの抽出温度は約90度と若干低めだからです。そのため、カップの形状を工夫して温かさを保つようにしています。

ティーカップは薄くて口の開きが大きい

一方で、ティーカップは薄くて口の開きが大きくなっています。なぜなら、紅茶をいれる温度と関係しているからです。紅茶は沸騰した約100度のお湯でいれるため、そのまま飲もうとすると熱すぎて飲めません。そのため、飲み口を広くして、適温まで温度を下げて飲みやすくするための工夫がされています。

背の高さに違いはある?ない?

コーヒーカップとティーカップは形状が違うことがわかりましたが、高さに関してはどうでしょうか。解説します。

 

\次のページで「コーヒーカップの背は高め」を解説!/

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