ライター/ささき葵
普段から料理が好きな、子ども3人を育てる専業主婦。栄養の高さや身体によいという食品を、なんでも料理に取り入れている健康オタクでもある。
白だしとめんつゆの違いは醤油の種類!
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料理をするなら必ずと言っていいほど冷蔵庫に入っている調味料といえば、白だしとめんつゆではないでしょうか。この2つは和食にはなくてはならない万能調味料ですよね。
似ている調味料なので、なんとなくで使い分けているという人も多いと思いますが、白だしとめんつゆでは原材料の醤油に大きな違いがあるのです。
白だしとめんつゆの原材料はほぼ同じ
家にある白だしとめんつゆの原材料を見比べてみても、使われているものはほとんど同じでした。メーカーによって違いはありますが、白だしとめんつゆに共通している主な原材料はこちら。
・醤油
・食塩
・砂糖
・かつおぶしエキス
・節
・魚介エキス
・小麦発酵調味料
・みりん
・酵母エキス
・アミノ酸等
・酸味料
・アルコール
これに加えてメーカによっては出汁の違いで昆布や椎茸が使われていたり、めんつゆにはぶどう糖果糖液糖というトウモロコシ由来の糖が含まれていたりします。
では白だしとめんつゆにはどこに違いがあるのかというと、醤油の種類です。
白だしには淡口醤油や白醤油を使用
白だしの見た目はめんつゆよりも透明感のある薄い色をしていますが、出汁や食塩、みりんに淡口醬油(うすくちしょうゆ)や白醬油(しろしょうゆ)を合わせた調味料です。淡口醬油と白醤油は一般的な濃口醬油よりも塩分は高く色が淡いのが特徴なので、それらがベースとなる白だしは色が薄いのですね。
白だしの始まりは1970年代。愛知県で白醤油を製造するヤマシン醸造が、出汁と白醬油を合わせた「しらつゆ」をつくったのが白だしの始まりとされています。
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