ヘクトパスカル(hPa)は圧力を表す単位です。この単位は、物理学・化学・生物学・地学のすべての学問領域で登場します。この記事では、ヘクトパスカルの定義や使われ方を説明する。また、ヘクトパスカルという言葉に最も関連のある大気圧の概念についても紹介するつもりです。ぜひ、この機会にヘクトパスカル(hPa)についての理解を深めてくれ。
環境工学を専攻している現役理系学生ライター通りすがりのペンギン船長と一緒に解説していきます。
ライター/通りすがりのペンギン船長
現役理系大学生。エネルギー工学、環境工学を専攻している。これらの学問への興味は人一倍強い。土壌、生態系、気象、地球温暖化について学んだこともある。
ヘクトパスカルとは?
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皆さんはヘクトパスカルという言葉に聞き覚えはないでしょうか?『そういえば、ニュースで台風情報をみているときに聞いたことがあるかもしれない』と思った方がいるかもしれません。しかしながら、馴染みのある言葉であるかと聞かれれば、それを肯定することもできません。
確かに日常生活でヘクトパスカルという言葉を使うことはほとんどありませんよね。ですが、物理学・化学・地学・生物学のすべての分野で、この言葉が頻繁に登場します。つまり、ヘクトパスカルの概念は様々な学問を支える重要なものなのです。
今回の記事では、主に地学の視点でヘクトパスカルの言葉が表す意味について説明します。見慣れない用語が登場することもあるかもしれませんが、その際には用語の意味をしっかり確認するようにしてくださいね。それでは早速解説をはじめます。
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