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3分で簡単大潮!人々の生活や海洋生物の生態との関係性とは?理系学生ライターが徹底わかりやすく解説!

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大潮の日には、潮干狩りが楽しめるぞ。

鳴門の渦潮は大潮のときに見るべし!

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淡路島と徳島県の間に横たわる鳴門海峡では、満潮と干潮の約1時間前後に渦潮をみることができますよ。この地域では瀬戸内海と大阪湾の間を流れる速い潮流により渦潮が発生するのです。

この潮流の速さは、大潮の日にピークを迎えます。それゆえ、渦潮の規模も大潮の日に最大となりますよ。迫力のある渦潮を見たいと思う方は、大潮の日に鳴門海峡に訪れると良いでしょう。

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大迫力の渦潮を見たいのであれば、大潮の日に鳴門海峡を訪れてくれ。

大潮と海洋生物の関係

続いて、大潮と海洋生物の生態との間にある関係性を探っていきましょう。大潮という現象は、人間以外の生物にも影響を与えているのですね。

今回は、大潮の日に産卵をするウミガメとサンゴについて述べます。それぞれの生物がなぜ大潮の日に産卵をするのかを考えてみましょう。

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大潮の日に産卵をする海洋生物が多いのはなぜだろうか?

ウミガメの産卵

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多くのウミガメが満月の夜に産卵するという話は有名であり、この話を聞いたことがある方は少なくはないでしょう。では、その理由は一体何なのでしょうか?これには様々な理由があるとされています。

満月の日は大潮の日であり、その日の満潮時には海水面がほかの日よりも高くなりますよね。これによって、ウミガメが砂浜にアクセスしやすくなることが理由の1つだとされています。それゆえ、サンゴ礁のリーフのようにウミガメが砂浜に向かうときに障害物になりうるものが海底にある地域では、ウミガメが満月の夜に産卵するという傾向は顕著になりますよ

また、大潮の日には潮の満ち引きに時間がかかるため、ウミガメが砂浜に居ることができる時間が長くなり、余裕をもって産卵をすることができます。ウミガメの産卵は時間がかかりるので、この点も1つの理由と言えるでしょう。

\次のページで「サンゴの産卵」を解説!/

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