この記事ではたこ焼きと明石焼きの違いについてみていきます。どちらも関西の名物料理でタコが入った丸い食べ物です。違いはずばりソースの違いですが、材料・歴史など調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。よく似ている明石焼きとたこ焼き、どちらが先に作られたかも気になるところです。
今回はそんなふたつの名物料理の違いやどちらが先に作られたか、家での作り方なども合わせてグルメ好きのライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。

ライター/食いしん坊主婦

食べることが大好きな主婦。美味しいものには目がなく、食べ物関連のことを調べるのも好き。大食いの人達のように、たくさん食べられてなおかつ太らない体になりたいと思っている。

明石焼きとたこ焼きの大きな違いはソースにあり!

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知っている方も多いかもしれませんが、明石焼きとたこ焼きの大きな違いと言えばソース。たこ焼きはソースでいただきますが明石焼きはだし汁。だけどだし汁はたこ焼きのソースのようにかかって出される訳ではありません。それぞれの特徴を紹介していきますね。

明石焼きはだし汁

ふわふわで柔らかい生地の明石焼き。そしてたこ焼きはソースを直接かけますが、明石焼きはだし汁につけて食べるというまさかのつけ麺スタイル。(麺ではないですが…)しかも割って食べるとトロトロの中身がだし汁に溶けてしまう為、ひと口で食べることをおすすめされているようです!

たこ焼きはソース

外はカリカリ、中はとろっとが美味しいたこ焼きはみなさんおなじみのソースですよね。お好みソースやたこ焼きソース、様々な会社のものがあります。ソースの上に青のりやかつお節、ねぎなどをトッピング。マヨネーズもお好みで。お家で作るときは色々とアレンジも楽しめますね。

明石焼きとたこ焼きは材料に違いあり!

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明石焼きとたこ焼きは見た目そっくりで、作り方も一緒に思われがちなふたつ。食べるときにだし汁で食べるか、ソースで食べるかの違いだけのようにも見えますよね。実は明石焼きの方が柔らかい仕上がりになるため、材料にも違いがありました。

明石焼きは卵多め

明石焼きはたこ焼きよりも使用する卵の量が多いです。たっぷりの卵に、小麦粉とジン粉と呼ばれる粉を混ぜたものを焼くのが明石焼き。しかもこの生地はとても柔らかく、たこ焼きのように丸くはならないらしいです。パッと見丸く見えるので、意外な事実ですね!焼く時間も短いので焼き色が薄く、綺麗な色をしているのも明石焼きの特徴だそう。中に入れる具もタコのみとシンプルです。

\次のページで「たこ焼きは小麦粉多め」を解説!/

たこ焼きは小麦粉多め

生地の粉は小麦粉を多く使い、明石焼きと比べて卵の量は少なめで硬めの仕上がりになります。外はカリッ、中はアツアツトロトロ!という食感に魅力を感じる方も多いはず。中に入れる具もたこのみの明石焼きと違い、たこ焼きはお店によって紅生姜や天かす、キャベツなど入れることもあるようです。

明石焼きとたこ焼きはどちらが先?

明石焼きとたこ焼き、どっちが先?卵が先かニワトリが先かじゃないけれど、誰もがきっと似ている明石焼きとたこ焼きをみて、一度は思う疑問なのではないでしょうか。実は先にあったのは明石焼きなんです。たこ焼きの方が有名で全国にお店も多いので、少し意外ですよね。では歴史をみながら、少し掘り下げてみていきましょう。

明石焼きとたこ焼きの歴史の違い

先ほど解説したように、先にあったのは明石焼きでした。では、明石焼きとたこ焼きはいつ頃からあったのでしょうか。それぞれの歴史について調べてみました。明石焼きは随分昔から、それに比べるとたこ焼きは比較的新しいのかもしれません。

江戸時代から存在していた明石焼き

明石焼きは名前にもある通り、兵庫県明石市の郷土料理。明石焼きはとても古くから存在しており、明石焼きが食べられていたのは江戸時代からと考えられています。そしてもともとは焼きたての熱い状態を冷まして食べやすくする為に冷たいだし汁が提供されていたそう。1963年ごろから温かいだし汁が提供されるようになったのが定着し、現在に至るようです。ちなみに明石市周辺の地元では明石焼きのことを「玉子焼き」と呼んでおり、他の地域では一般的な「卵焼き」と区別するため「明石焼き」という呼び方が定着したと言われています。

昭和になってから生まれたたこ焼き

もうひとつ明石焼きやたこ焼きに見た目がそっくりな、「ラジオ焼き」といものをご存じでしょうか。私も調べていて、他にも似た食べ物があることを初めて知り驚きました!このラジオ焼きがたこ焼きのルーツになったようで、ラジオ焼きの具はたこではなくスジ肉を使用。昭和になってから、明石焼きを参考にラジオ焼きの具にたこを入れたのがたこ焼きの始まりと言われています。当時はまだ、お好みソースやトンカツソースのようなものがなかった為、何もつけずに食べていたそうですよ。

\次のページで「明石焼きとたこ焼き、お家で美味しく作るには?」を解説!/

明石焼きとたこ焼き、お家で美味しく作るには?

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たこ焼きは言わずとも知れたお家でみんなで楽しく作れる料理。たこ焼きパーティーならぬ「タコパ」という名称が付くほど鉄板ですね。あまりお家で作るなじみのない明石焼きも、なじみのあるたこ焼きも、美味しく作るコツはあるのか調べてみました。

明石焼きは火加減が大切

明石焼きもご家庭にあるたこ焼き機で簡単に作れるようです。材料もたこさえあれば小麦粉や卵、だし汁などお家である調味料で十分。卵を多く使うこと、型に流して焼く際、表面が乾ききらないうちにひっくり返すこと。明石焼きはふわとろにする為には火加減がとても重要になります。一気に強火で焼くと、食感がかためになってしまうことがあるので注意が必要。たこ焼き型を一度しっかり熱したら、弱火にして生地を流し込むのがポイントです。

たこ焼きは返しが大切

お店のような外はカリッ、中はとろとろ。そんなたこ焼きが家でも作れたら幸せですよね。そんなたこ焼きを作るためのポイントをいくつかまとめてみました。一気に180度ひっくり返さず、半分ずつ返すこと・そして180度返したら、好みの焼き色が付くまで返し続けること(休むことなく!)・均等に焼けるように生地のつぎ足し、表面が乾燥しないように油を塗ること。やはり美味しいたこ焼きには手間がかかるんですね…!

明石焼きとたこ焼き、違いを知ってそれぞれの魅力を味わおう

明石焼きとたこ焼き、それぞれの美味しさがありますね。明石焼きは取り扱いのあるお店が少ないですが、お家でも作れるので自宅でお手軽に明石焼きとたこ焼きの食べ比べもできそうです。あまりなじみのない明石焼きの作り方を披露すれば一目置かれること間違いなし!かもしれません。お店でもお家も美味しくいただける明石焼きとたこ焼き、その場ならではのそれぞれの魅力を味わいましょう。

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3分でわかる明石焼きとたこ焼きの違い!ソースや材料、歴史やお家での作り方についてもグルメ好きが徹底的に調べてみた!

この記事ではたこ焼きと明石焼きの違いについてみていきます。どちらも関西の名物料理でタコが入った丸い食べ物です。違いはずばりソースの違いですが、材料・歴史など調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。よく似ている明石焼きとたこ焼き、どちらが先に作られたかも気になるところです。
今回はそんなふたつの名物料理の違いやどちらが先に作られたか、家での作り方なども合わせてグルメ好きのライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。

ライター/食いしん坊主婦

食べることが大好きな主婦。美味しいものには目がなく、食べ物関連のことを調べるのも好き。大食いの人達のように、たくさん食べられてなおかつ太らない体になりたいと思っている。

明石焼きとたこ焼きの大きな違いはソースにあり!

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知っている方も多いかもしれませんが、明石焼きとたこ焼きの大きな違いと言えばソース。たこ焼きはソースでいただきますが明石焼きはだし汁。だけどだし汁はたこ焼きのソースのようにかかって出される訳ではありません。それぞれの特徴を紹介していきますね。

明石焼きはだし汁

ふわふわで柔らかい生地の明石焼き。そしてたこ焼きはソースを直接かけますが、明石焼きはだし汁につけて食べるというまさかのつけ麺スタイル。(麺ではないですが…)しかも割って食べるとトロトロの中身がだし汁に溶けてしまう為、ひと口で食べることをおすすめされているようです!

たこ焼きはソース

外はカリカリ、中はとろっとが美味しいたこ焼きはみなさんおなじみのソースですよね。お好みソースやたこ焼きソース、様々な会社のものがあります。ソースの上に青のりやかつお節、ねぎなどをトッピング。マヨネーズもお好みで。お家で作るときは色々とアレンジも楽しめますね。

明石焼きとたこ焼きは材料に違いあり!

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明石焼きとたこ焼きは見た目そっくりで、作り方も一緒に思われがちなふたつ。食べるときにだし汁で食べるか、ソースで食べるかの違いだけのようにも見えますよね。実は明石焼きの方が柔らかい仕上がりになるため、材料にも違いがありました。

明石焼きは卵多め

明石焼きはたこ焼きよりも使用する卵の量が多いです。たっぷりの卵に、小麦粉とジン粉と呼ばれる粉を混ぜたものを焼くのが明石焼き。しかもこの生地はとても柔らかく、たこ焼きのように丸くはならないらしいです。パッと見丸く見えるので、意外な事実ですね!焼く時間も短いので焼き色が薄く、綺麗な色をしているのも明石焼きの特徴だそう。中に入れる具もタコのみとシンプルです。

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