ゼラチンは身体をつくる重要な栄養素のかたまり
ゼラチンの主成分はコラーゲンで、良質なたんぱく質の一種です。コラーゲンといえば、美肌やツヤのある髪をつくるうえで女性にとっては欠かせない成分ですが、骨や血管などのにも多く含まれています。
身体をつくるうえで重要な栄養素でありながら低カロリーなので、糖質を抑えたゼリーなどを手作りすれば、ダイエット中にもスイーツを食べることができますね。
寒天は食物繊維たっぷりでダイエット効果がある
寒天の主成分は炭水化物です。炭水化物は糖質+食物繊維からできていて、寒天の糖質は0gなのですべてが食物繊維ということ。寒天は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2つを含んでいます。
水溶性食物繊維は満腹感が持続し、糖の吸収をゆるやかにするので血糖値の上昇を抑える効果が。不溶性食物繊維は保水力が高く、腸で水分を吸収して膨らむことで刺激となり、便通を促進します。これらの働きから、寒天はダイエットに向いていると言えるでしょう。
ゼラチンと寒天の食感は?
ゼラチンと寒天は2つとも食品をゲル化するため、ゼリー状に固まった見た目は似ていますよね?見た目ではなかなか区別が難しいですが、食感の違いや特徴などはあるのでしょうか。
ゼラチンはプルンとして口どけが良い
ゼラチンは弾力性と粘性委があり、とてもやわらかくプルンとした食感です。体温で溶けてしまうので口どけがよいのも特徴の一つ。泡を保有する力があるため、マシュマロやムースなどのふわっとしたスイーツにも使われています。
寒天は歯切れがよくほろっとくずれる
寒天はしっかりと固まるので歯切れがよく、口の中では溶けずほろっとくずれるような食感です。透明感や弾力性はあまりありません。凝固力が強く型から外しても形を維持するので、羊かんや杏仁豆腐などに使われています。
ゼラチンと寒天は料理にどう使い分ける?
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ゼラチンはぷるんとやわらかく、寒天はしっかりとした歯切れのよい食感をしていることがわかりましたが、実際に料理に使う際はどのように使い分けているのでしょうか?一般的に使われることが多いデザートやほかの活用法についてみていきましょう。
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