- 白滝と糸こんにゃくの違いをざっくり解説
- 白滝:こんにゃくを、穴の開いた筒から押し出して作るもの
- 糸こんにゃく:こんにゃくを、紐のように細かく刻んだもの
- 白滝と糸こんにゃくは実は同じ原料からできている?
- 白滝と糸こんにゃくの原料は「こんにゃく芋」
- 白滝と糸こんにゃくの歴史は?
- 原料である「こんにゃく」の歴史
- 白滝と糸こんにゃくが生まれたのは江戸時代
- 白滝と糸こんにゃくは料理で使い分けるべき?
- 白滝と糸こんにゃくのおすすめレシピを紹介!
- 1.たらこ白滝
- 2.白滝と人参のきんぴら
- 「白滝」「糸こんにゃく」は関東・関西の呼び方の違い
- 白滝と糸こんにゃくは名前が違うだけで、食べ物としては同じ
この記事の目次
ライター/ねぼけねこ
法学部出身。某大組織での文書作成・広報部門での業務に10年以上従事し、料理や食材の歴史にも詳しい。
白滝:こんにゃくを、穴の開いた筒から押し出して作るもの
「白滝」は関東地方で生まれた呼び名です。こんにゃくを穴の開いた筒に入れて、それを押し出すことで作られていました。筒から押し出される時の様子が白い滝のように見えたことから、「白滝」と名付けられたのです。
糸こんにゃく:こんにゃくを、紐のように細かく刻んだもの
「糸こんにゃく」は関西地方の呼び名です。こんにゃくを紐のように細く刻んだものをこう呼んでいました。
白滝と糸こんにゃくは実は同じ原料からできている?
白滝と糸こんはこんにゃくの加工品。つまり原料も材料も同じで、現代は製造法も同じです。つまり、もはや違っているのは名前だけということになります。
白滝と糸こんにゃくの原料は「こんにゃく芋」
このように「白滝」と「糸こんにゃく」は、どちらもこんにゃくの加工品で、原料は同じ「こんにゃく芋」です。
こんにゃく芋をすりつぶしたもの、あるいは粉末状にしたものを水に溶かし、凝固剤の水酸化カルシウムを加えて固めれば「こんにゃく」ができます。これを紐のように細く加工すれば、白滝あるいは糸こんにゃくになるのです。
今ではどちらも製法は同じで、ともに穴の開いた容器から押し出して作ります。よって白滝と糸こんにゃくは名前以外に明確な違いはありません。
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