寿司と鮨はこうして使い分ける!具体例から見てみよう
ここまでは、寿司と鮨の表す料理や定義を解説しました。では次はそれらの使い分けについて具体例を用いて確認してみましょう。2人の人物がすし料理について会話しているという場面で、寿司と鮨はそれぞれどのように使われているかに注目して下さいね。
寿司は色んな種類のすし料理を挙げる時に使う
寿司を取りげた日常会話を見ていきましょう。
A「お祝い事のときにはどんなご馳走を食べる?」
B「ウチはお寿司かな。生の魚が苦手だから握り寿司は食べないけど、いなり寿司や巻き寿司は大好き」
A「巻き寿司って、干瓢とかキュウリや玉子焼きが一緒に入ったやつ?」
B「そういう太巻き以外にも、サラダ巻きや納豆巻きもあるよ。でも一番好きなのは豚カツを巻いた寿司!」
A「それはすごいボリュームになりそうだね…」
握り寿司、いなり寿司、巻き寿司と3つの種類の寿司が出てきましたが、全て寿司という漢字で網羅することができます。握り寿司は魚介を使ったネタがほとんどですが、寿司でも鮨でも問題ないのです。
A「今日は奮発して鮨屋に行こうか。何のネタが一番好き?」
B「鮨のネタなら、中トロやハマチが好きだよ。でもエビの鮨も捨てがたいな」
A「東京に来て、蒸しエビが主流で驚いたよ。北海道じゃ握り鮨は生の甘エビが一般的だからね」
B「北海道と東京ではエビの中に含まれる水分量が違うから、それぞれ美味しい食べ方が違うんだって聞いたことがあるよ」
A「なるほどね」
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