国語言葉の意味

「下衆の勘繰り」の意味って?実は必要悪?使い方・類語・対義語・英語表現について心配症をこじらせているwebライターがわかりやすく解説!

1.お前の彼女が先週末ほかの男と歩いていたって?それは下衆の勘繰りってやつだよ。俺は彼女から「兄貴と買い物に行く」って聞いていたからな。
2.貴社の資材は他社と比べて明らかに値段が高いです。下衆の勘繰りですが、弊社なら文句を言わないと高を括ってらっしゃるとお見受けします。

男女関係では相手を想うあまり、ついつい疑り深くなってしまいがちです。しかし相手の自由を尊重することが、本当の愛情というものでしょう。1.の例では『彼女が浮気をしているんじゃないか』という確証のない疑念に対して、「下衆の勘繰り」を使っていますが、戒めの意味をこめてこの言葉をチョイスしたのでしょうね。

2.の例は取引先とのネゴシエーションのシーンで、自社の考えを表面上へりくだって表現しています。ややハードな内容ですが、業者の言い値を信じ込んで買い続けてしまうのは、ビジネスでは危険というもの。他社と比較して高いなら、なぜ高いのかを聞かなければならないこともあります。

「下衆の勘繰り」の類語

桜木先生の言う通りで、言葉の意味をきちんと理解して使いこなすには、類義語と対義語を知っておくべきでしょう。まずは「下衆の勘繰り」の類義語を3つ挙げます。

「杞憂」:心配しないでいいことを心配すること

「杞憂」は昔中国にあった「杞」の国に「天と地が崩れたらどうしよう」と心配している人がいた、という文献が由来。この話で悩んでいたのは「下衆」ではなさそうですが、無用な心配という部分は、「下衆の勘繰り」と類似していますね。

「取り越し苦労」:どうなるかわからないことを心配すること

「取り越す」は「期限よりも前にする」という意味。したがって「取り越し苦労」は「まだ起きてもいないことに苦労する」ことになり、転じて「不確実な未来のことを心配する(のは無駄)」という使い方をされます。

「邪推」:他人の行為を悪い意味にひがんで推量すること

「他人」「ひがむ」を含意するところが、「下衆の勘繰り」にもっとも近い表現と言えるでしょう。なぜなら「杞憂」や「取り越し苦労」は自然現象にも使えますが、「下衆」の意味する「品位のなさ」は、人間社会の中にしかない評価だから。

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