どちらも劇場での芝居や、少し敷居が高いというイメージがあるよな。違いはずばり表現方法の違いのようですが、形式によって意味・歴史が違うなど調べてみるといろいろあるみたいです。
今回はそんな芝居に欠かせない表現方法の違いを、定義から確認しつつ、観劇好きライター熊家と一緒に解説していきます。
- ざっくり舞台とミュージカルの違いって何?
- 舞台は正劇・台詞劇
- ミュージカルは音楽劇
- 違いその1:意味の違いは?
- 舞台:ストレートプレイ
- ミュージカル:歌唱を含む
- 違いその2:表現方法の違い
- 舞台はセリフに音楽・歌・ダンスを用いない
- ミュージカルはセリフに音楽・歌・ダンスを結合させる
- 違いその3:ルーツの違いは?
- 舞台のルーツは不条理演劇
- ミュージカルのルーツはイタリアオペラ
- 舞台・ミュージカルの有名作品は?
- 舞台:「ハムレット」「ロミオとジュリエット」
- ミュージカル:「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」
- 舞台・ミュージカルはこんな方におすすめ
- 舞台:文学が好きな方におすすめ
- ミュージカル:クラシックが好きな方におすすめ
- 【余談】日本の劇団を舞台・ミュージカル別に紹介
- 舞台:NODA MAP・TEAM NACS
- ミュージカル:劇団四季・宝塚歌劇団
- 舞台とミュージカルの一番の違いは表現方法の違い!
この記事の目次
ライター/熊家
現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。
ざっくり舞台とミュージカルの違いって何?
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ざっくり舞台とミュージカルの違いは何でしょうか。答えは「表現方法の違い」です。名前だけ聞くと同じものに思えますが、実は違います。さまざまな背景があるので、一緒に見ていきましょう。
舞台は正劇・台詞劇
舞台は正劇・台詞劇を指します。いわゆる、一般的な劇のことです。役者の台詞や演技の掛け合いで、物語が展開されていきます。舞台の劇場は小さくてシンプルなものが多いです。
ミュージカルは音楽劇
ミュージカルは音楽劇のことです。台詞だけで直接観客へ伝えるのではなく、歌やダンスなど感覚的なものを通して表現します。舞台が広くなければダンスを踊れないので、大きい会場が多いです。
・ミュージカル
⇒音楽・歌・台詞・ダンスを融合した総合エンターテイメント
・ストレートプレイ
⇒台詞劇・正劇
違いその1:意味の違いは?
舞台とミュージカルの意味の違いについてご紹介いたします。ざっくり舞台・ミュージカルの違いが分かったところで、意味を知るとより理解できるはずです。一緒に見ていきましょう。
舞台:ストレートプレイ
舞台はストレートプレイとも言います。一般的にストレートプレイと言うときは、ミュージカルと明確に区分したい場合です。英語でも「Straight play」で、同様の意味に使われています。
ミュージカル:歌唱を含む
ミュージカルは歌唱を含むものを指します。物語のジャンルは、シリアスからコメディまでさまざまです。現在の日本の芝居では、ストレートプレイ・歌舞伎・文楽・古典芸能と並び、ジャンル分けする言葉として用いられることが多くあります。
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