
その2「死しての千年より生きての一日」
「死しての千年より生きての一日」(ししてのせんねんよりいきてのいちにち)は死んでからの千年より生きているうちの一日の方が大切だということを意味することわざです。生きていることがどれほど素晴らしいことかよくわかることわざですね。
その3「末始終より今の三十」
「末始終より今の三十」(すえしじゅうよりいまのさんじゅう)は将来多く得るよりも現在少しでも手にする方がよいということを表すことわざです。「明日の百より今日の五十」と同義で、こちらの方がより時間的な規模が大きいことがわかります。意味としては一緒なので文章的にどちらの方が適切か考えて用いるようにしましょう。
「明日の百より今日の五十」の対義語は?
次に「明日の百より今日の五十」の対義語を見ていきましょう。
「運否天賦」
「運否天賦」(うんぷてんぷ)は運をすべて天に任せることを意味する四字熟語です。「明日の百より今日の五十」は不確定なものをあてにするより確実なものの方がよいことを意味するので、不確定でもすべて天に任せるという意味の「運否天賦」が対義語としてふさわしいでしょう。
その1「Better an egg today than a hen tomorrow」
henは「メスのニワトリ」を意味する単語で、英文全体では「明日のニワトリよりも今日の卵の方がよい」となり「明日の百より今日の五十」と同じ意味を表します。英語でのことわざ的な表現になるので押さえておきましょう。
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