
「禁断の木の実」の使い方・例文
「禁断の木の実」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.麻薬やギャンブルは禁断の木の身だ
2.田中さんはバンジージャンプを体験してからというもの、あらゆる絶叫マシーンやスカイダイビングなどを体験しているらしい。スリルは田中さんにとって禁断の木の実だったようだ。
禁断の木の実とは手を出してはいけない禁断のものという意味を持っています。
例文1ではそのまま、基本的に社会で禁止されており、容量や用法を間違えれば身を滅ぼすようなものです。尚、一部の国や地域では豪放な場合もありますので、その点は注意しておきましょう。
例文2では、法律などで禁止されているわけではないものの、本人にとっては強力な快楽として存在し、一度手を付ければ戻ってこられないもの、として比喩的に禁断の木の実という言葉が使われています。
「禁断の木の実」の類義語は?違いは?

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「禁断の木の実」の意味は「触れてはならないとされている快楽」でした。この類義語と聞いて皆さんの頭の辞書からはどのような言葉が出てきましたか。
それでは類義語を確認しましょう。
「パンドラの箱」
「禁断の木の実」の類義語として「パンドラの箱」が挙げられます。
「パンドラの箱」とはこちらも神話に登場するもので、開けてしまうと大いなる災いをもたらすものです。ここから派生して「絶対に触れてはならないもの」という意味があるため、この意味での類義語と言えるでしょう。それにしても知恵を授ける禁断の木の実といい、神話にはスケールの大きなものが多く登場して面白いものですね。
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