

- 1.あなたは混同してない?セイタカアワダチソウとブタクサの違い
- 1-1.写真で見るセイタカアワダチソウの特徴
- 1-2.写真で見るブタクサの特徴
- 1-3.葉の形で見分けよう
- 1-4.開花時期で見分けよう
- 2.花粉症の原因になるのはブタクサ!
- 2-1.セイタカアワダチソウが花粉症の原因にならないわけ
- 2-2.なぜブタクサは花粉症を起こすのか
- 3.セイタカアワダチソウとブタクサ、駆除にはどうすればいい?
- 3-1.セイタカアワダチソウの駆除方法
- 3-2.ブタクサの駆除方法
- 4.ブタクサアレルギーを知ろう
- 4-1.症状の強い花粉症!?ブタクサアレルギーの特徴
- 4-2.相性の悪い食べ物って?食物アレルギーとの交差反応に注意
- 4-3.ブタクサアレルギーの対策法は?
- 花が目立つのはセイタカアワダチソウ、花粉症の原因はブタクサ
この記事の目次

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/アラノるか
現役薬剤師ライター。耳鼻科からのブタクサアレルギー用処方せんも扱う。郊外住まいで、セイタカアワダチソウもブタクサも身近。患者さまへの説明同様、わかりやすい解説を心がけている。
1.あなたは混同してない?セイタカアワダチソウとブタクサの違い
セイタカアワダチソウとブタクサは、どちらも秋に花をつける雑草。両方とも日本全国の道端や空き地、河原などに群生するため、目にしたことがある方も多いでしょう。
ただし、両者は混同されたり間違って覚えられていることもあります。写真を見ながら、正しい見分け方を解説していきましょう。
1-1.写真で見るセイタカアワダチソウの特徴

image by iStockphoto
セイタカアワダチソウは、キク科アキノキリンソウ属の多年草。円錐形の黄色の花が終わったあと、泡立つような綿毛ができることが日本語名の由来です。
葉は細長く、先がとがっています。
1-2.写真で見るブタクサの特徴

image by iStockphoto
ブタクサは、キク科ブタクサ属の一年草。数ミリの黄色い小花がつきますが、遠目には見えづらく花穂は緑色に見えます。日本語名は英語での通称名、hogweed(ホッグウィード)に由来していて、hogは豚、weedは雑草を意味するのです。
葉っぱは細く切れ込んで分裂し、ヨモギに似た形をしています。
1-3.葉の形で見分けよう
上の写真で分かるように、セイタカアワダチソウの葉は細長く、切れ込みがなくすっきりしています。対してブタクサの葉は切れ込みがあり広がっているのです。
まだ花がついていない時期は、見た目が似ているため両者を見分けにくいのですが、葉の形に着目すれば区別しやすいですね。
1-4.開花時期で見分けよう
セイタカアワダチソウの開花時期は10~11月。目立つ花が少なくなってくる時期で、チョウやハチがよく集まります。ブタクサの開花時期はそれより早く、7~10月で、地域にもよりますが花の最盛期は9月中旬です。
秋に花が咲く植物というイメージの両者ですが、ブタクサが先に咲き、秋が深まってからセイタカアワダチソウの花期がやってきます。
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