趣味雑学

文庫本・単行本・新書は何が違う?サイズや内容の違い・それぞれの魅力などを文学好きライターが詳しくわかりやすく解説

新書は専門分野の入門書

新書と聞くと「新しく出版する本」というイメージを持つ方がいますが、そうではありません。政治・経済・学問・社会時評など専門知識に特化した内容です。あらゆる知識をインプットしやすいのが特徴で、知りたい分野の要点を抑えるには最適。

【まとめ】

・文庫本
⇒古典や名著を収録

・単行本
⇒製作期間が長いか短いか

・新書
⇒事象説明か一般ノウハウか

文庫本・単行本・新書の歴史

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文庫本・単行本・新書の内容はさまざまでしたね。続いては、それぞれの歴史について追っていきます。本の中でも歴史に違いはあるのか、日本特有のものなのかなど、一緒に知っていきましょう。

文庫本は帝國文庫がはじまり

1893年創刊の帝國文庫がはじまりになります。しかし、今の小型な文庫本の印象とは違い豪華な装丁だったようです。その後、1927年に岩波文庫が古典の普及を目的とし、現代の文庫本に近い本を刊行しました。

単行本は米欧回覧実記がはじまり

単行本は久米邦武『米欧回覧実記』内の「世に単行本多けれども」という用例が、はじまりだといわれています。「単行本」は中国渡来の言葉です。印刷や製本技術の制約が大きかった時代は、ページ数の多いものは分冊形式で刊行されていました。

新書は岩波新書がはじまり

新書は1938年創刊の岩波新書がはじまり。ドゥガルド・クリスティーの著作『奉天三十年』の上下巻で創刊しています。当時は文庫の形式が定まっておらず「小型の本」という程度の意味でした。

\次のページで「文庫本・単行本・新書の魅力」を解説!/

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