今回はそんな味のひと足しするには欠かせないスパイス、からしとマスタードの違いをグルメ好きのライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。
- からしとマスタード、大きな違いは原料だった!?
- からしの原料はオリエンタルマスタード
- マスタードの原料はイエローマスタード
- 原料は同じで製造方法が違う場合もあり!
- からしは「からし菜」を粉にして水で練ったもの
- マスタードは「からし菜」に調味料やワインを加えたもの
- からしとマスタード、味の違いはある?
- からしはツンとくる辛さ
- マスタードは優しい辛さ
- からしとマスタードにはそれぞれ歴史があった!
- マスタードは紀元前から使われていた?
- 日本でからしが使われたのは奈良時代から
- からしとマスタード、どう使い分けると美味しい?
- おでんや和え物など和食と相性抜群のからし
- サンドイッチやソーセージなど洋食と相性抜群のマスタード
- マスタードはからしで代用可能
- からしとマスタードの違いを知って、美味しく使い分けよう
この記事の目次
ライター/食いしん坊主婦
食べることが大好きな主婦。美味しいものには目がなく、食べ物関連のことを調べるのも好き。大食いの人達のように、たくさん食べられてなおかつ太らない体になりたいと思っている。
からしとマスタード、大きな違いは原料だった!?
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どちらも黄色で、ちょっと辛みが欲しい時につける和と洋のタイプに分かれた香辛料。からしとマスタードってそんなイメージがありませんか。でも厳密にいうと何が違うの?そんな疑問を持つ方も多いはず。違いは原料にありました。
からしの原料はオリエンタルマスタード
からしは「オリエンタルマスタード」の種子(シード)を主に原料としています。このオリエンタルマスタードシードをすりつぶして粉にしたのが粉からし。粉からしに水を加えて練ったものが練りからしと呼ばれています。水を40℃くらいのぬるま湯にすると、辛みの成分がよく出るようです。
マスタードの原料はイエローマスタード
一方マスタードは「イエローマスタード」という種子を使って作られています。ちなみに「ブラックマスタード」や「ブラウンマスタード」という種類の種子もあり、これらは粒マスタードにことが多いようです。粒マスタードに混ざっている黒っぽい粒、あれがその正体なんですね。
原料は同じで製造方法が違う場合もあり!
先ほどからしとマスタードの大きな違いは原料と紹介しましたが、実はもうひとつあります。それは原料は同じ「からし菜」の種子を使い、製造方法が違うというもの。そう、からしとマスタードの大きな違いはふた通りあるんです。
からしは「からし菜」を粉にして水で練ったもの
からしもマスタードも、黄色の花が咲くアブラナ科「からし菜」の種子を原料としています。使われるのはこの種子のみ。そして「からし菜」の種子を粉にして水を加えて練るというのがからしの製造方法。これは「オリエンタルマスタード」を使う時と同じですね。
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