この記事では、ヒラメとカレイの違いについてみていきます。昔からヒラメとカレイの見分け方は、「左ヒラメに右カレイ」と言われているな。ですが調べてみると、実はそれ以外にも見分ける方法があるみたいなんです。今回はそんなヒラメとカレイの見分け方や違いを、グルメ好きのライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。

ライター/食いしん坊主婦

食べることが大好きな主婦。美味しいものには目がなく、食べ物関連のことを調べるのも好き。大食いの人達のように、たくさん食べられてなおかつ太らない体になりたいと思っている。

大見出し:そもそも左ヒラメに右カレイって何?

image by iStockphoto

ヒラメとカレイというと、片側に両目がよっているのが特徴で色も姿もよく似ていますよね。見間違えやすいですが、顔の向きが左と右向きに分かれるんです。その顔の向きで判断することから、昔から「左ヒラメに右カレイ」と言われているようですよ。

正面から見て左を向くのがヒラメ

魚を自分の正面に、お腹の向きを下にして置きます。平べったいのでどちらがお腹が分かりにくいですが、自分から見て片側によった両目が上にくるように置くと分かりやすいです。このときに、顔が左向きになるのがヒラメなんですね。

正面から見て右を向くのがカレイ

一方、同じように自分の正面に魚を置いたときに顔が右向きになるのがカレイ。ですが、中には例外も。マヌガレイはカレイでも左向きなのです。しかも世界的にみれば、ヒラメもカレイも生息域によって向きが違うようで、左ヒラメに右カレイ」という見分けは日本独特のものと言えます。

ヒラメとカレイは口や歯の大きさで見分けた方が分かりやすい!?

顔の向きが絶対ではないとすると、他に見分ける方法はあるのか気になりますよね。実はでも見分けることができます。というのもヒラメとカレイでは主食が違うので、それぞれ口や歯に特徴があるのです。

ヒラメの方が大きな口

ヒラメはカレイよりも口が大きく、ギザギザと鋭利な歯が生えています。これはヒラメが、いわしやあじ等の小魚を襲って補食する為です。平たくのっぺりしているせいかのんびりしているように見えますが、小魚を襲うだけあって俊敏な動きも可能で性格も攻撃的のようですね。

\次のページで「カレイの方は小さな口」を解説!/

カレイの方は小さな口

カレイは、ヒラメよりも口が小さいです。カレイはゴカイ、コエビ等の小さな生き物を主食としており、ヒラメのように大きな口も鋭い歯も必要ありません。その為に歯が発達せず、口もおちょぼ口のような小さな形になっています。。襲って食べる必用がないので性格もおっとりしているんですよ。

見た目は似ていても、実は味の違いもあるヒラメとカレイ

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見た目はよく似ているヒラメとカレイですが、実は味の違いもあるんです。とは言えサバや鮭のように食卓に頻繁に並ぶような魚ではないので、イマイチぴんとこないですよね。ヒラメとカレイはそれぞれどんな味なのでしょうか。

ヒラメは食べやすくあっさりした味

ヒラメは、食べやすくあっさりした味わいです。煮るも良し、焼くも良し、揚げるも良し。どんな料理法も合いますが、小魚を襲って捕食するヒラメはしっかり身が引き締まっているので、お刺身やお寿司などあまり加熱しない方が、より本来の味や食感を堪能できそうですね。

カレイはコクのある味

カレイは、ゴカイなど小さな生き物が主食なのであまり動く必要がありません。その為身がやわらかく脂がのっていて、コクもある味わい。そんなカレイはお刺身よりも煮つけやフライに向いています。ただし、カレイも新鮮なものや種類によってはお刺身向きのものもあるようです。

ヒラメとカレイ、お値段はどう違う?

ヒラメとカレイ、よく似てはいるけれどなんとなくヒラメの方が高いイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。カレイは煮付けやフライなど気軽に食べられるイメージですが、ヒラメはあまり見かけませんよね。

\次のページで「高級魚のヒラメはお高め」を解説!/

高級魚のヒラメはお高め

これは漁獲量の差によるもので天然のヒラメは漁獲量が少ない為、高級魚に分類されています。天然のヒラメは高級魚でお高いですが、養殖されているヒラメもあり、こちらは比較的安く手に入れることができるようです。

庶民向けでも一概に安いとは言えないカレイ

漁獲量も多く、1年中手に入りやすいカレイは庶民向け。だからと言って、侮れません。実はカレイの種類にも色々あり、中でも幻の高級魚と言われるホシガレイは天然のヒラメよりも高価なんだとか。このことからも、カレイだから安いと一概には言えませんね。

ヒラメとカレイはなぜ似ている?

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実はカレイとヒラメはご先祖様は同じなのです。ヒラメもカレイもボウズガレイが祖先で、進化の過程でカレイとヒラメに分岐したと考えられています。ヒラメはカレイ目ヒラメ科、カレイはカレイ目カレイ科。どちらもカレイ目なのはこんな理由からなのですね。確かにご先祖様が同じなら、こんなにそっくりなのも納得です! 

ヒラメとカレイの違いを目で見て堪能しよう

「左ヒラメに右カレイ」も間違いではありませんが、全てのヒラメやカレイに当てはまるわけではないので、口元も合わせて確認してみるのが良さそうです。スーパーや水族館など、ヒラメとカレイを見かけた際にはぜひ、実際に違いを目でみて堪能してみましょう!

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雑学食べ物・飲み物

3分でわかるヒラメとカレイの違いとは?見た目や味の違い・見分け方や値段についてもグルメ好きが分かりやすくわかりやすく解説

この記事では、ヒラメとカレイの違いについてみていきます。昔からヒラメとカレイの見分け方は、「左ヒラメに右カレイ」と言われているな。ですが調べてみると、実はそれ以外にも見分ける方法があるみたいなんです。今回はそんなヒラメとカレイの見分け方や違いを、グルメ好きのライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。

ライター/食いしん坊主婦

食べることが大好きな主婦。美味しいものには目がなく、食べ物関連のことを調べるのも好き。大食いの人達のように、たくさん食べられてなおかつ太らない体になりたいと思っている。

大見出し:そもそも左ヒラメに右カレイって何?

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ヒラメとカレイというと、片側に両目がよっているのが特徴で色も姿もよく似ていますよね。見間違えやすいですが、顔の向きが左と右向きに分かれるんです。その顔の向きで判断することから、昔から「左ヒラメに右カレイ」と言われているようですよ。

正面から見て左を向くのがヒラメ

魚を自分の正面に、お腹の向きを下にして置きます。平べったいのでどちらがお腹が分かりにくいですが、自分から見て片側によった両目が上にくるように置くと分かりやすいです。このときに、顔が左向きになるのがヒラメなんですね。

正面から見て右を向くのがカレイ

一方、同じように自分の正面に魚を置いたときに顔が右向きになるのがカレイ。ですが、中には例外も。マヌガレイはカレイでも左向きなのです。しかも世界的にみれば、ヒラメもカレイも生息域によって向きが違うようで、左ヒラメに右カレイ」という見分けは日本独特のものと言えます。

ヒラメとカレイは口や歯の大きさで見分けた方が分かりやすい!?

顔の向きが絶対ではないとすると、他に見分ける方法はあるのか気になりますよね。実はでも見分けることができます。というのもヒラメとカレイでは主食が違うので、それぞれ口や歯に特徴があるのです。

ヒラメの方が大きな口

ヒラメはカレイよりも口が大きく、ギザギザと鋭利な歯が生えています。これはヒラメが、いわしやあじ等の小魚を襲って補食する為です。平たくのっぺりしているせいかのんびりしているように見えますが、小魚を襲うだけあって俊敏な動きも可能で性格も攻撃的のようですね。

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