
クッキーのレシピ:バターを常温に戻して使う
一方、クッキーを作る際は、バターを室温に戻してから使用します。クッキーは、室温に戻したバターをやわらかくなめらかな状態にし、そこに砂糖や卵、小麦粉を混ぜるという工程で作られることが一般的です。このバターを滑らかな状態にして使う方法は「クレメ法」と呼ばれる手法で、クレメ=「クリーム状にする」というフランス語から来ています。

サブレとクッキーの違いはバターにあったんだな。材料はほぼ変わらないのに「量」と「使い方」が違うだけであれだけ違う製品に仕上がるというのは驚きだ。
サブレのカロリーはクッキーより少しだけ低め
日本食品標準成分表によると、サブレのカロリーは100gあたり459Kcalとされています。同じくクッキーは100gあたり544Kcalとされていますので、サブレの方が100gあたり85Kcalほど低くなっていますね。100gが実際どの程度の重量感なのか想像しづらいづらですが、例えばサブレとして名高い「鳩サブレー」は1枚当たりの重さが33g。この重さで単純計算すると、1枚当たりのサブレとクッキーのカロリー差は28Kcal程度となり、1枚食べた時の差はそれほど大きくはなさそうですね。ただし、カロリーは商品によって当然異なってきますので、この数値は一つの目安として捉えておきましょう。
クッキーは100gあたり500kcalを超える!
クッキーのカロリーは上記の通り100gあたり544Kcalとなり、サブレより若干高い数値となります。ただし、クッキーの1枚当たりの重量は8~10g程度のものが多いようですので、枚数換算すると50Kcal前後になりそうです。例を挙げると、森永のムーンライトは1枚当たりの重量が8.1gで43Kcal、ミスターイトウのバタークッキーは1枚当たり10,1gで52Kcalとなります。ただし、これらの数値はシンプルなクッキーのカロリーです。チョコやナッツが入ればこれも大きく変わりますので要注意ですね。
こちらも分かりづらい!ビスケットやクラッカー、ガレットとは?

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ここまででサブレとクッキーの違いはご理解いただけたかと思いますが、紛らわしいものはまだまだあります。ビスケットやクラッカー、ガレットなどもよく耳にしますが、これらはどのような違いがあるのでしょうか。その点をご説明しましょう。
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