1. オイスターソース:中国発祥!
まずオイスターソースについてですが、その発祥は「中国」。起源は諸説挙げられますが、牡蠣を調理する際に出た煮汁を煮詰めたことが始まりとされています。現在では、生牡蠣の煮汁に砂糖や塩、でんぷん等で調味し、小麦粉でとろみをつけるのが一般的な製造工程です。
2. ウスターソース:イギリスのウスターシャ地方発祥!
ウスターソースの起源は19世紀初めのイギリスのウスターシャ地方。ある主婦がリンゴや野菜くずを腐らせないように香辛料や酢と一緒に保存しておいたところ、それらが発酵しておいしいソースになったのが始まりとされています。
「オイスターソース ウスターソース」は代用し合える?
ここで疑問となるのが、オイスターソース・ウスターソースは代用し合えるのかどうか。両者ともにソースとして部類される調味料ですが、原料が全くに異なります。ですが結論を言うと、ちょっとした調味料を加えることで代用し合うことが可能。オイスターソースもしくはウスターソースを切らした際には、以下のように代用しましょう。
■ オイスターソースの代用
→ウスターソース + はちみつ, 中華出汁
■ウスターソースの代用
→オイスターソース + 酢, 砂糖orはちみつ
中濃ソースやとんかつソースとの違いは?
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ここまでオイスターソース・ウスターソースに関してその違いを解説してきましたが、中濃ソースやとんかつソースとはどの様な違いがあるのか疑問に持った方もいるでしょう。まず、前提として中濃ソースやとんかつソースはウスターソースと同様の原料で製造されるソースで、その違いはずばり「粘性(繊維質があるかないか)」です。
ウスターソースは原料である野菜や果実のしぼり汁のみを使用しているのに対し、中濃ソースやとんかつソース(別名:濃厚ソース)は野菜や果実をピューレ状にしてその果肉分までを使用しています。そのため、中濃ソースやとんかつソースの方が野菜や果実の繊維質が多く粘性が高いです。
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