国語言葉の意味

【慣用句】「壁に突き当たる」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師ライターがわかりやすく解説!

その3「八方塞がり」

八方とは、東西南北に北東・北西・南東・南西を合わせた8つの方向、またはあらゆる方向のこと。八方塞がりとは、陰陽道においてどの方向も不吉で、行動が起こせないことを意味します。そこから、手段がなく身動きがとれないという意味でも用いられるのです。

「どうにもならない」というニュアンスを持つ点では「にっちもさっちも行かない」と似ており、「壁に突き当たる」との違いがあるといえるでしょう。「あらゆる方法に挑戦してみたがどれもうまくいかず、もう八方塞がりだ」などと使えます。

その4「けちが付く」

よくないことが起こり物事の見通しが悪くなることを「けちが付く」といいます。縁起の悪いことがあるというニュアンスを持つため、困難や障害に出くわす「壁に突き当たる」とは違いがありますね。「会場に雷が落ち、開会前からけちが付いた」などと使えるでしょう。

「壁に突き当たる」の対義語は?

「壁に突き当たる」について特定の対義語は見つかりませんでした。「壁に突き当たる」の「困難に直面して行き詰まる」という意味を考えると、「物事が問題なく進む」などの意味合いを持つ言葉が、対義語として考えられそうです。参考に、3つの用語を紹介します。

その1「とんとん拍子」

物事が滞ることなく順調に進むさまを「とんとん拍子」といいます。「とんとん拍子に話が進んでいった」などと、耳にしたことがあるのではないでしょうか。困難に直面して「壁に突き当たっている」状態とは、反対の状況を表していますね。

その2「首尾よく」

思った通りに都合よく物事が進む様子を「首尾よく」と表現します。読み方は「しゅびよく」。うまくことが運ぶさまを表しており、行き詰まっている「壁に突き当たる」とは反対のイメージですね。「外部との調整が首尾よく行われた」などと使えるでしょう。

その3「好調」

「好調」は日常でもよく使う言葉ですね。「好調なすべり出し」などと聞いたことがあるのではないでしょうか。物事が調子よくうまく進む様子を表しています。「壁に突き当たっている」人と好調な人では、まったく反対の状況にいる人だといえますね。

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