国語言葉の意味

【慣用句】「壁に突き当たる」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師ライターがわかりやすく解説!

1.新しい教育サービスの開発に取り組んでいたが、予算がたりない可能性が出てきて壁に突き当たった。

2.毎日まじめに勉強している息子は壁に突き当たったのか、最近は外国語のテストで点数が伸び悩んでいるようだ。

1つ目の例文は、資金面の問題に直面して開発が進まなくなったという内容です。「予算の壁」とはよく聞きますが、お金の問題にはばまれて、未来に役立つ研究開発ができなくなるのは考えものですね。

学習の成果が思うように出ず、行き詰まってしまっているというのが2つ目の例文。レベルが上がるにしたがって、勉強をしてもなかなか目に見える結果としてあらわれない、という人もいるでしょう。

「壁に突き当たる」の類義語は?違いは?

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次に、「壁に突き当たる」の類義語を見ていきます。

その1「にっちもさっちも」

「壁に突き当たる」の類語として、「にっちもさっちも」があげられます。身動きがとれない様子を表し、「にっちもさっちも行かない」などと使いますね。漢字表記は「二進も三進も」。そろばんに由来する言葉といわれています。

行き詰まっている様子を表す点では「壁に突き当たる」と同じですが、「にっちもさっちも」には「動くことができない、どうにもならない」というニュアンスがあり、違いがあるといえそうです。

その2「暗礁に乗り上げる」

「暗礁(あんしょう)に乗り上げる」は、予想していなかった困難に直面し、先に進むことが難しくなるという意味。水面下にあって航行をじゃまする岩などのことを暗礁といいます。隠れていた岩に船が乗り上げて進めなくなるさまに由来した表現です。

「困難に直面して先に行けない」という意味では「壁に突き当たる」と似ていますが、「暗礁に乗り上げる」は「思いがけない障害のせいで」という意味合いが強い表現といえるでしょう。「うまく進んできたはずのアプリ開発が暗礁に乗り上げた」などと使えます。

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