たこ焼きとお好み焼き、2つの見分けがつかない人はおそらく居ないでしょう。しかし、たこ焼き粉とお好み焼き粉の「粉の違い」については、意外と知らないのではないか?それぞれに特徴はあるようですが、家庭で調理する時、2つの粉はお互いに代用することも可能のようです。
今回はたこ焼き粉とお好み焼き粉の違いを定義から確認しつつ、粉もの大好きな主婦ライターおかちづと一緒に解説していきます。

ライター/おかちづ

美容部員・介護職・飲食店勤務を経てWebライターへ。美容と動物をこよなく愛する。今回は粉もの好きを生かし、たこ焼き粉とお好み焼き粉の違いを詳しく解説する。

たこ焼きとお好み焼き、それぞれどんな食べ物?

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たこ焼きとお好み焼き、どちらも同じ粉もの料理として人気がありますよね。見た目は違いますが、味や食感、食べ方など似ている点が多くあります。よく食べられるメニューですが、その違いについて詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。ここではたこ焼きとお好み焼きがどんな食べ物か、それぞれの定義を見ていきます。

たこ焼きの定義:「小麦粉生地の中にタコと薬味を入れ丸く焼いたもの」

たこ焼きとは、小麦粉で作った生地の中に、タコと揚げ玉、ネギなどの薬味を入れて直径 3-5cmほどの球形に焼き上げた料理です。明石焼き・ちょぼ焼き・ラヂオ焼きがルーツと言われ、最初はタコが入っていなかったという説も。ソースやマヨネーズ、かつおぶしや青のりを乗せていただきます。特に大阪で愛される郷土料理です。

お好み焼きの定義:「小麦粉と鶏卵、キャベツなどを使用する鉄板焼きの一種」

お好み焼きとは、水に溶いた小麦粉生地に卵や野菜、肉や魚やチーズなど好みの具材をたっぷり混ぜ入れ、鉄板で焼き上げた料理です。ソースやマヨネーズ、かつおぶしをのせていただきます。焼き方や具材は地域ごとに違いがあり、呼び方も「関西風お好み焼き」・「広島風お好み焼き」・「キャベツ焼き」などバラエティー豊富です。

たこ焼き粉とお好み焼き粉、それぞれの特徴と違いは?

たこ焼きとお好み焼き。味はよく似ている2つのメニューですが、食感にはかなり違いがあると感じる人が多いと思います。調べてみるとそれぞれの粉に特徴と違いがあるようです。美味しさの秘密が隠された、たこ焼き粉とお好み焼き粉の違いについて詳しくご紹介します。

\次のページで「たこ焼き粉とお好み焼き粉 原材料の違い」を解説!/

たこ焼き粉とお好み焼き粉 原材料の違い

たこ焼き粉とお好み焼き粉は、実はほとんどが同じ原材料です。メーカーにもよりますが、1,2点違う原材料が入っていること、また配合量の違いにより仕上がりが変化します。

共通の原材料
・小麦粉
・糖類
・食塩
・かつお節粉末
・かつおエキス
・ベーキングパウダー
・アミノ酸などの調味料

たこ焼き粉にのみ配合
・粉末醤油
お好み焼き粉にのみ配合
・増粘剤

「カリッ・とろり」が得意なたこ焼き粉

たこ焼き粉はお好み焼き粉に比べ、粉末醤油が入っていて少し塩味が強いのが特徴です。たこ焼きの生地は、分量の水が多いので液状に近く、焼き上げると中が「とろり」とした食感に。また乳化剤の配合により表面は「カリッ」と焼き上がり、たこ焼き特有の食感を楽しめます。

「ふんわり」が得意なお好み焼き粉

お好み焼きの生地はたこ焼きと比べ、分量の水が少ないため焼く前はどろっとした固めの液状です。増粘剤が配合されているので、焼き上がりはもっちりしつつ、お好み焼き特有の「ふんわり」とした食感が楽しめる仕上がりになります。

たこ焼き粉とお好み焼き粉、お互い代用して作ることは可能?

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原材料がよく似ているたこ焼き粉とお好み焼き粉、2つはそれぞれ代用して調理することが可能です!ただ、おいしく仕上げるためのちょっとした工夫が必要になります。ここでは、それぞれを代用する時のコツについて見てみましょう。

たこ焼きを「お好み焼き粉」で代用する時のコツ

原材料がほぼ同じなので、たこ焼き粉を「お好み焼き粉」で代用しても美味しく作れます。しかし生地を作る際、水の分量の違いに注意が必要です。お好み焼き粉は膨らみやすい特徴があるので、そのままの分量で作るとタコ焼き機から生地があふれ出てしまいます。また食感も、もっちりとしすぎるのでNG。代用する時は、多めの水でサラサラした液状の生地にするのがコツです。

\次のページで「お好み焼きを「たこ焼き粉」で代用する時のコツ」を解説!/

お好み焼きを「たこ焼き粉」で代用する時のコツ

お好み焼きを「たこ焼き粉」で代用することも、もちろん可能です。ただ、こちらも水の分量が大きく異なります。たこ焼き粉はサラサラの生地になりやすいので、鉄板の上で流れてお好み焼きの形が作りにくくなるのが難点。代用する際は水の分量を少なめに調節して、少し固めの生地を作るのがコツです。

たこ焼き粉とお好み焼き粉に合うソースの違いは?

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たこ焼きソースとお好み焼きソース、色々なメーカーから専用の商品が出ています。見た目も味もよく似ていますが、もちろんいくつか違う点が。それぞれに合うようソースも工夫されているので、専用のものを使うのがおすすめです。ここでは、2つのソースの違いについてご紹介します。

たこ焼き粉に合うソースの特徴

市販されているたこ焼きソースの原材料を見てみると、お好み焼きソースと原材料はほぼ同じです。たこ焼きソースの特徴として、ホタテや昆布など「魚介系エキス」のうまみが多く入っています。塩味の強いたこ焼き粉に合うように、たこ焼きソースは少し甘めな味わいなのもポイントです。

お好み焼き粉に合うソースの特徴

市販されているお好み焼きソースの原材料は、たこ焼きソースとほぼ同じになっています。お好み焼きソースの特徴は、昆布やしいたけなどの「だし系エキス」のうまみが含まれている点です。生地の中に様々な具材が入るので、それらすべてを包み込むような、甘さ控えめなまろやかな味わいになっています。

たこ焼き粉とお好み焼き粉 違いを知って楽しもう

日本人に愛される「たこ焼き」と「お好み焼き」。今回はたこ焼き粉とお好み焼き粉、2つの粉の特徴や違いを掘り下げてご紹介しました。水の分量を調節するコツ1つで、お互いを代用して美味しく作ることが可能です。今まで手作りにしたことがない方も、今回の知識を参考に、ぜひご家庭でたこ焼きとお好み焼き作りを楽しんでみてくださいね

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雑学食べ物・飲み物

3分でわかるたこ焼き粉とお好み焼き粉の違い!焼き上がりの特徴・代用して美味しく作るコツを粉もの大好き主婦ライターが詳しくわかりやすく解説

たこ焼きとお好み焼き、2つの見分けがつかない人はおそらく居ないでしょう。しかし、たこ焼き粉とお好み焼き粉の「粉の違い」については、意外と知らないのではないか?それぞれに特徴はあるようですが、家庭で調理する時、2つの粉はお互いに代用することも可能のようです。
今回はたこ焼き粉とお好み焼き粉の違いを定義から確認しつつ、粉もの大好きな主婦ライターおかちづと一緒に解説していきます。

ライター/おかちづ

美容部員・介護職・飲食店勤務を経てWebライターへ。美容と動物をこよなく愛する。今回は粉もの好きを生かし、たこ焼き粉とお好み焼き粉の違いを詳しく解説する。

たこ焼きとお好み焼き、それぞれどんな食べ物?

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たこ焼きとお好み焼き、どちらも同じ粉もの料理として人気がありますよね。見た目は違いますが、味や食感、食べ方など似ている点が多くあります。よく食べられるメニューですが、その違いについて詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。ここではたこ焼きとお好み焼きがどんな食べ物か、それぞれの定義を見ていきます。

たこ焼きの定義:「小麦粉生地の中にタコと薬味を入れ丸く焼いたもの」

たこ焼きとは、小麦粉で作った生地の中に、タコと揚げ玉、ネギなどの薬味を入れて直径 3-5cmほどの球形に焼き上げた料理です。明石焼き・ちょぼ焼き・ラヂオ焼きがルーツと言われ、最初はタコが入っていなかったという説も。ソースやマヨネーズ、かつおぶしや青のりを乗せていただきます。特に大阪で愛される郷土料理です。

お好み焼きの定義:「小麦粉と鶏卵、キャベツなどを使用する鉄板焼きの一種」

お好み焼きとは、水に溶いた小麦粉生地に卵や野菜、肉や魚やチーズなど好みの具材をたっぷり混ぜ入れ、鉄板で焼き上げた料理です。ソースやマヨネーズ、かつおぶしをのせていただきます。焼き方や具材は地域ごとに違いがあり、呼び方も「関西風お好み焼き」・「広島風お好み焼き」・「キャベツ焼き」などバラエティー豊富です。

たこ焼き粉とお好み焼き粉、それぞれの特徴と違いは?

たこ焼きとお好み焼き。味はよく似ている2つのメニューですが、食感にはかなり違いがあると感じる人が多いと思います。調べてみるとそれぞれの粉に特徴と違いがあるようです。美味しさの秘密が隠された、たこ焼き粉とお好み焼き粉の違いについて詳しくご紹介します。

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