
3分で分かる32bitと64bitの違い!bitの意味や大きさによる違いをガジェット大好きライターがわかりやすく解説!
HDDの容量
3つ目の違いは、HDD(ハードディスクドライブ)の容量です。HDDとはデータを記憶し保存するストレージですが、32bit版ではその容量を最大でも2TBまでしか認識できません。64bit版ではそれ以上に扱うことが出来、一般的に市販されているHDDの容量は網羅しています。写真や動画データなど容量の大きいデータを多く扱う場合には、2TBでは不足する可能性がありますので注意してください。
アプリとはどんな関係があるの?
アプリケーションもそれぞれ32bit版と64bit版に適応するように作られています。それぞれのビット数に応じたアプリケーションをみていきましょう。
32bitアプリケーション:Windows2000/XP向けアプリ
windowsの32bitOSといえば、windows2000とwindowsXPです。2000は文字通り2000年に、XPは翌年の2001年に登場しました。Windows2000やXP以前の時代の映像・音楽関連のツールやSecuROM・SafeDiscを利用したゲームソフト、そして当時同じく普及していた携帯電話(ガラケー)向けのソフトウェアは32bit対応のソフトウェアですので、これらを動かすには32bit版を利用する必要があります。
64bitアプリケーション:Windows Vistaから本格導入
64bitOSは、XPや2003の後期に一部出荷が始まりますが、一般家庭に届くようになったのは2007年に発売されたWindows Vistaからです。32bit版との互換性も持ちつつ、ソフトウェアも徐々に64bit版に対応し始めました。現在では64bitOSが主流となっているため、基本的にソフトウェアも64bit版対応となっています。
32bit版と64bit版はどの様に選ぶ?

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ここまで32bit版と64bit版の性能面の違いをみてきました。では、windowsOSを選ぶうえでどちらのバージョンを選択した方がよいのか解説します。
特別な理由がなければ64bit版を選ぼう
前提として、近年のOSの主流は64bit版となっているので、これからWindowsのパソコンやOSを購入しようとする方は、特別な理由がないのであれば64bit版を購入しましょう。特に画像や動画を処理する、PCゲームをプレイする、高度な計算を行うといった用途を検討している方は、32bit版では様々な側面で障害が発生する可能性が高いです。
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