生き物・植物雑学

芍薬と牡丹の違い、見分け方は?育て方から薬効までを元華道部の薬剤師がわかりやすく解説

昔から人気がある芍薬(シャクヤク)と牡丹(ボタン)は、どちらも大輪の花を咲かせ、豪華な美しさがあるな。ですが、そっくりな二種類の花の見分けがつかずに迷うことはないか?ポイントさえ押さえれば、簡単に見た目で区別できるようになるんです。それぞれの育て方のコツや薬用植物としての効果と合わせて、元華道部で生薬学を学んだ、アラノるかと一緒に解説していきます。

ライター/アラノるか

薬局の店頭に立つ現役薬剤師ライター。高校時代は華道部で花に親しみ、大学では薬用植物を扱う生薬学研究室に所属。患者さまへの説明同様、わかりやすい解説を心がけている。

1.芍薬と牡丹の違いって?

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芍薬牡丹は、どちらもボタン科ボタン属の植物。両方とも原産は中国で、古代から薬草としても用いられてきました。美しい大輪の花はそっくりで、英語では牡丹と芍薬を区別せず「peony(ピオニー)」と総称しているほど。近年では品種改良で種類が増え、色や形が多彩になっていることもあり、ますます見分けが難しくなっています

1-1.芍薬は草で、多年草

芍薬は実は、草の仲間。植え付けから何年も根が残り、冬に枯れても春に芽を出す多年草です。枝分かれはせず、一本に一輪の花がつきます。

1-2.牡丹は木で、落葉低木

牡丹は、寒くなると葉を落とす落葉低木横向きに枝分かれした先に花が咲きます。枝を見ると茶色くなっている部分があるため、木であることが納得しやすいです。

2.花はそっくり、芍薬と牡丹の見分け方

下の写真を見比べながら、芍薬と牡丹の違いを見ていきましょう。

写真から見る芍薬の特徴

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こちらが芍薬緑色ですっと伸びた茎ツヤのある葉です。高さは60cmから120cmで、バラに似た甘い香りがあり、花の色はピンクの他、赤、白、黄色などがあります。

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