
端的に言えば身の置き所がないの意味は「あまりの辛さや恥ずかしさのあまり、その場から逃げだしたい気持ち」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
高校で国語教師をしていた経歴を持つ、現役ライターのhiyoriを呼んです。一緒に「身の置き所がない」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/hiyori
大学で近現代日本文学を専攻し、その知識を活かして国語教師として教壇に立っていた経歴を持つ。現在はライターとして様々な情報を発信している。難しい言葉もわかりやすい言葉で解説していく。
「身の置き所がない」の意味や語源・使い方まとめ

みなさんは「身の置き所がない」という言葉を知っていますか?聞いたことはあるけど、意味はわからないなんて人も多いのではないでしょうか。しかし、意味を知ってしまえば「あ~!私もそういう経験したことがある!」と自分もかつて「身の置き所のない」気持ちを味わったと思い出す人も多いはず。今回は、そんな「身の置きどころがない」について詳しく紹介していきたいと思います。
それでは早速「身の置き所がない」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「身の置き所がない」の意味は?
「身の置き所がない」には、次のような意味があります。
窮地に立たされ、または恥ずかしさのあまり、その場から逃げ出したい気持ちである。
出典:大辞林 第3版(三省堂)
「身の置き所がない」は「みのおきどころがない」と読みます。
皆さんは、何か失敗したり恥ずかしい思いをしたときにもうその場にいられないなんて思いをしたことはありませんか?この言葉はまさにそのような気持ちのシチュエーションで用いられる表現です。
ここでいう「身の置き所」とは、身体や心が安心して落ち着けるところを指し、そこに「ない」がつくことで、落ち着ける場所がないということになります。
「身の置き所がない」は、逃れようのない苦しい立場に追い込まれたり、あまりにも恥ずかしい思いをした際に、その場にいられない、逃げ出したいという気持ちを表す意味を表すのです。
「身の置き所がない」の使い方・例文
「身の置き所がない」の使い方を例文を使って見ていきましょう。
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