言葉雑学

「都」「道」「府」「県」は何が違う?成り立ちや呼び名の違い・制度や疑問などを雑学好きライターが詳しくわかりやすく解説

「都」は強力な行政機構を意味する

防空・生活必需品配給・交通整備など、戦争遂行のために強力な行政機構を確立する必要がありました。そこに選ばれたのが東京です。都政導入が議論された内容については、東京都が作成した「東京都制実施に関する記録」に記載があります。

「道」はもともとの地名蝦夷地を改称

北海道はかつて、異民族の住む地として「蝦夷が島」や「蝦夷地」などと呼ばれていました。しかし、江戸時代後期以降ロシアの進出に伴い、蝦夷地を日本として意識せざるを得なくなり新名称をつけたといわれています。

「府」は要地としての直接管理を示す

奉行が支配した土地や、開港した港などを府と称していましたが、府は要地として直接管理する意志も示していました。つまり、軍事や政治の拠点や、大都市に府がつけられています。

「県」は所在する県庁の管轄地域の略

1868年かつて政府は、幕府の直轄地であった地域を府と県に定めます。府と県を定める基準は「重要かどうか」でした。現在の県は、所在する県庁の管轄地域の略となります。

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2019年の大阪府知事選・大阪市長選で大きな争点となった大阪「都構想」は、大阪市を廃止し、4つの特別区に再編する内容だった。推進派は大阪府と大阪市による二重行政の無駄を廃し、役割分担を明確にしようとしたんだ。しかし、市民の疑問・不安が解消されず現実化されなかった。

都道府県の制度=「都道府県制」

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都道府県は市町村と同等に位置づけられていて、上下関係はありません。区分は沿革上の理由になりますが、具体的にはどういった役割を果たすのでしょうか。その答えがわかる「都道府県制」について、ご紹介いたします。

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