今回は「ドライカレー キーマカレー」の違いについて解説していきます。
カレー料理としてあげられるドライカレーとキーマカレーですが、みんなは両者の違いを知っているか?結論を言うと、その違いは「水分量」と「材料」にある。この記事では「ドライカレー キーマカレー」の以上2つの違いに加え、定義や由来についてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

「ドライカレー」「キーマカレー」の定義

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カレー料理の代表例「ドライカレー」と「キーマカレー」ですが、みなさんはきちんとその違いを把握していますでしょうか?まずは両者の定義を確認していきましょう。

1.「ドライカレー」とはカレー粉で味付けしたご飯

ドライカレーは以下のように定義される「カレー粉で味付けしたご飯」のこと。使用する野菜については特にこれといった指定はなく、カレー粉を用いた米料理であればドライカレーに部類されます。

《(和)dry+curry》野菜とひき肉をいためてカレー粉を入れたもの。ご飯にかけて食べる。また、カレー粉で味を付けたいためご飯。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「ドライカレー」)

2.「キーマカレー」とはインド発祥のカレー

一方キーマカレーは、以下のように定義されるインド発祥のカレー。「キーマ」はヒンディー語で「ひき肉」を意味することから、ひき肉の使用が必須のカレーになります。

《キーマはヒンディー語などでひき肉の意》みじん切りにした野菜とひき肉をいためて作る、汁気の少ないカレー。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「キーマカレー」)

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ドライカレー・キーマカレーの違いは「水分量」と「材料」にあり!

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冒頭でもの述べた様に、ドライカレーとキーマカレーは「水分量」と「材料」に違いがあります。以下より、1つずつ詳しく見ていきましょう。

ドライカレーは「汁気のないカレー」

まずは「水分量」について。一般的にドライカレーは、その名の通り「汁気のないカレー」とされているのに対し、キーマカレーは水分量の指定は特になく汁気の多いタイプや少ないタイプなどさまざま存在します。

キーマカレーは「ひき肉必須のカレー」

続いて両者で使用する「材料(具材)」について。キーマカレーは「ひき肉必須のカレー」であるのに対し、ドライカレーは使用する具材に指定はありません。極端にいえば、ドライカレーについては「カレー粉」と「お米」、キーマカレーは「ひき肉」を使用していれば成立する料理になります。

ドライカレー・キーマカレーは使用する「ひき肉の種類」が異なる

「ドライカレー」「キーマカレー」ともに一般的に使用される肉の種類は「ひき肉」。中でも、本場インドのキーマカレーは主に「羊肉」「ヤギ肉」「鶏肉」が使用されます。なぜなら、本場インドではヒンドゥー教が多くを占めるので、豚肉や牛肉は宗教上食べることが許されていないからです。

似たような言葉「カレーピラフ」はどっちに部類される?

「カレーピラフ」もまたドライカレーやキーマカレーと似たような言葉として挙げられます。結論を言うと、カレーピラフはドライカレーに部類される料理。「汁気がない」かつ「カレー粉を使用した米料理」であるカレーピラフやカレーチャーハンは全てドライカレーに含まれます。

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ドライカレー・キーマカレーの由来

ドライカレー・キーマカレーの違いが確認ができたところで、ここからは両者の由来について解説していきます。

ドライカレーは「日本発祥」の料理

まずはドライカレーについて。「汁気がないカレー」として定義されるドライカレーですが、その発祥は「日本」。本場インドのキーマカレーが日本でアレンジされたのが起源とされています。ちなみに歴史上最初にドライカレーが登場したのは、1919年日本郵船の客船「三島丸」の食堂で出されたものだそうです。

キーマカレーはヒンディー語で「ひき肉カレー」意味する

ヒンディー語で「ひき肉カレー」意味するキーマカレーの発祥は「インド」。本場インドでは宗教的な食の禁忌により、「羊肉」「ヤギ肉」「鶏肉」のひき肉を一般的に使用しています。また日本においてキーマカレーは、1950年代創業の東京にあるインド料理店で出されたのが最初だそうです。

【余談】カレールーを用いた「キーマカレー」の簡単レシピ

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本場のキーマカレーを再現しようとすると、数種のスパイスを使用して作らなければなりません。そこで、カレールーを用いた「キーマカレー」の簡単レシピをご紹介します。以下の材料・手順でぜひ挑戦してみてくださいね。

<材料>
・ひき肉
・野菜(玉ねぎ、にんじん、ピーマン、きのこ他、お好みで)
・カレールー
・すりおろしにんにく/しょうが
・水

<手順>
(1) カレールーをあらかじめ刻んでおく
(2) お好みの野菜類をみじん切りにする
(3) フライパンに油とすりおろしにんにく/しょうがを入れ火にかけ、香りがたったらひき肉とみじん切りにした野菜を炒める
(4) 火が通ったら、水を入れ少々煮込む
(5) 一旦火を止め(1)のカレールーを投入し混ぜる
(6) 再び火にかけ煮込んで、馴染ませる
(7) 完成!お好みで卵をのせて召し上がってください

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ドライカレー・キーマカレーの違いを理解し、料理に活かそう!

ドライカレーとキーマカレーの違いは理解できましたでしょうか。おさらいすると、両者の違いは「水分量」と使用する「材料」にあります。一般的にカレー粉を用いた汁気のない米料理を「ドライカレー」、ひき肉を用いたカレーを「キーマカレー」として分別されますよ。

ぜひ以上の違いを把握し、料理に活かしてくださいね。

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ドライカレーとキーマカレーの違いは水分量と材料だった?!カレーピラフはどっちに部類される?定義・由来やレシピを雑学大好き現役大学生がわかりやすく解説

今回は「ドライカレー キーマカレー」の違いについて解説していきます。
カレー料理としてあげられるドライカレーとキーマカレーですが、みんなは両者の違いを知っているか?結論を言うと、その違いは「水分量」と「材料」にある。この記事では「ドライカレー キーマカレー」の以上2つの違いに加え、定義や由来についてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

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雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

「ドライカレー」「キーマカレー」の定義

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カレー料理の代表例「ドライカレー」と「キーマカレー」ですが、みなさんはきちんとその違いを把握していますでしょうか?まずは両者の定義を確認していきましょう。

1.「ドライカレー」とはカレー粉で味付けしたご飯

ドライカレーは以下のように定義される「カレー粉で味付けしたご飯」のこと。使用する野菜については特にこれといった指定はなく、カレー粉を用いた米料理であればドライカレーに部類されます。

《(和)dry+curry》野菜とひき肉をいためてカレー粉を入れたもの。ご飯にかけて食べる。また、カレー粉で味を付けたいためご飯。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「ドライカレー」)

2.「キーマカレー」とはインド発祥のカレー

一方キーマカレーは、以下のように定義されるインド発祥のカレー。「キーマ」はヒンディー語で「ひき肉」を意味することから、ひき肉の使用が必須のカレーになります。

《キーマはヒンディー語などでひき肉の意》みじん切りにした野菜とひき肉をいためて作る、汁気の少ないカレー。

(出典:デジタル大辞泉(小学館)「キーマカレー」)

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