音に強弱はつけられる?つけられない?
ピアノとキーボードでは、音に強弱は付けられるのでしょうか。解説しましょう。
ピアノは強弱がつけられる
ピアノは鍵盤を弾くときの指の強さによって強弱(タッチレスポンス)を細かくつけられます。また、楽譜にも音の強弱や表現の仕方について音楽記号などが記されており、その通りに弾くことによってさまざまな表現ができるでしょう。
キーボードは音量が一定
キーボードは音量を音量ボタンで調節するものが多く、常に一定でしょう。上位機種になると、若干の強弱はつけられるようになりますが、あくまでも気持ち程度のものが多くなります。そのため、音の強弱による繊細な表現は難しくなるでしょう。さまざまな楽器の音で鍵盤楽器の演奏を楽しむという目的に適しています。
大きさや値段の違いは?
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ピアノは鍵盤数が多く、さまざまな表現が可能。一方、キーボードの鍵盤数は少ないものの、いろいろな音色を気軽に楽しめるようになっていることがわかりました。後は、それぞれの大きさや値段についての違いを解説していきましょう。
ピアノは場所を取り重く、値段も高め
ピアノは、鍵盤数が88鍵盤と多いこともあり、サイズも大きめです。大きさはヤマハのアップライトのものだと幅147~156cm×奥行き60~68 cmほどになります。これに高さや椅子を置くスペースも含めると、畳1畳~の場所が必要となるでしょう。重さも約200kgと大変重くなります。
また、値段に関してはアップライトピアノで50万円以上が主流とのこと。グランドピアノになると100万以上からが主流です。また、アコースティックピアノは1回につき1万円程度の定期的な調律も必要になるため、維持費もかかるでしょう。
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