【3分わかりやすく解説】今さら聞けない目的と目標の違い!なぜ重要?決め方は?現役営業マンが分かりやすくわかりやすく解説!
目的があるとモチベーションが上がる
目的を設定することで、モチベーションを高めることができます。何のために取り組んでいるのかわからない仕事は、やはりやる気が起きませんよね。しっかりとゴールを見据えることで、そのゴールまでの距離感がわかるようになり、士気も高まってくるのです。
これを、マラソンの授業に例えてみましょう。体育の授業でマラソンをすることになったとして、「先生が終了の合図を出すまで、校庭を走り続けてください。」と言われると、マラソン中も終わりが見えず、辛いですよね。それが「今日は校庭を10周走ってください。」であれば、ゴールが見えてくるにつれてモチベーションも上がります。最後の1周で全力疾走しちゃう人もいるかもしれません。
このように、目的(ゴール)が見えることで、自分のやる気を高めることができるのです。
目標があると具体的な行動が明確になる
目的はモチベーションにつながることが分かりました。では次に、目標の設定がなぜ重要かについてお話ししていきます。目標設定が重要な理由は、具体的にどのような行動をすべきか明確にできるからです。ゴールだけを決めても、そこに行くまでの道のりがわからないと、なかなかゴールには到達できないですよね。効率よくゴールに向かうためにも、目標設定をすることが大事なんです。
これは受験に例えるとイメージしやすいですね。「〇〇大学に受かりたい!」という目的があるとき、合格するためにはどの科目を何点取れればいいのかを、把握する必要があります。この点数こそがまさに目標になるんです。
この例で、仮に「数学は7割以上の点数を取る」を目標にしたとしましょう。すると「数学の問題の中でも、図形の問題は9割以上取る」などの、さらに細かな目標も立てられます。このようにすることで、目標をより明確にできるんです。
目的や目標の決め方
image by iStockphoto
目的と目標の重要性が分かったところで、具体的にどのように設定していけばいいのかを解説していきます。目的設定のコツは「理想の姿」を描くこと、目標設定のコツは「具体的な数値」にすることです。
目的を決めるコツは理想の姿を描くこと
目的を決めるコツはずばり、「理想の姿」を描くこと。先にも解説したように、目的は「〜したい」という願望です。自分が最終的にどのような状態であれば幸せなのかをイメージすると、目的を決めやすくなります。
また、目的を考えていくときに「なぜ?」を自分に問いかけてみるのもオススメです。この「なぜ」を繰り返していくうちに、本当の目的が浮き彫りになったりするんですよ。
例えば、「お笑い芸人になりたい」という人がいたとします。「なぜ?」と聞いてみると、「大勢の人前で話をするのが好きだから」だとわかりました。「なぜ人前で話をするのが好きなの?」と重ねて聞いてみると、「人前で話をするとやりがいを感じることができるから」とのことです。このことからこの人は、「人前で話をしてやりがいを感じたい」が目的になりそうですよね。そうすると、選択肢はお笑い芸人以外にも、学校の先生やコンサルタントなどの仕事も合っているかもしれません。
目標を決めるコツは具体的な数値にすること
目標を決めるコツは「具体的な数値」にすることです。目標を数値化すると、目標の進捗度を可視化できるため、管理もしやすくなります。そして目標の進捗管理しっかり行うことで見えてくるのが、目標と現状とのギャップ。すると、このギャップを埋めるための次の行動がわかってくるというわけです。
例えとしては、先の受験の話がわかりやすいですね。「数学は7割以上の点数を取る」という目標を設定していて、現状5割しか取れていないとします。となると、残り2割分をどのように取るかを考える必要がありますよね。問題ごとに分析すると、図形の問題は満点に近いが、関数の問題が半分しか取れていないことに気がつきました。このことから、関数の問題を取れるようにすることで、全体の点数も上がると考えられます。ここで新たに、「関数の問題を7割とる」という目標ができ、そのための勉強をこなせば良いわけです。
\次のページで「正しく目標を設定して、モチベーション高く目的を達成しよう!」を解説!/