

でも飲みの席などでお酒の話になったとき、ビールと発泡酒の違いが分からないことは知られたくないよな。
ビールも発泡酒も、原料に麦芽やホップが使用されているが、その使用率や使える副原料が違うそうだ。今回はお酒好きライターのishkaと一緒に両者の違いを勉強して、堂々と周りに説明できるようになるぞ!

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ishka
会社員兼WEBライター兼音楽クリエイター。大学生の頃にビールののどごしに魅了され、以来様々なジャンルのビールを嗜んでいる。仕事終わりに飲む一杯が今の楽しみ。
ビールと発泡酒の違いはざっくりこんな感じ!

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まずは、ざっくりとビールと発泡酒の違いをみていきましょう。以下に「麦芽比率」、「副原料」、「酒税」、「カロリー」、「味わい」、「販売時の表記方法」についてまとめております。
ビールは麦芽比率が高くコクのある味わい
以下がビールのざっくりとした特徴になります。ビールの大きな特徴といえば、麦芽比率(原材料における麦の割合)が高く、コクのある味わいがあるということです。
◆ビール
・麦芽比率が50%以上
・使用可能な副原料が決まっている
・酒税は一律77円(2021年時点)
・カロリーは約140〜170kcal(350ml)
・コクと特有の苦味がある
・パッケージに「◯◯ビール」や「ビール」と表記される
発泡酒は麦芽比率が低くサッパリとした味わい
続いて発泡酒のさっくりとした特徴です。発泡酒はビールに比べて麦芽比率が低いことが多いので、サッパリとした味わいが特徴になります。
◆発泡酒
・麦芽比率が50%未満
・麦芽比率が50%以上の場合でも、ビールには使えない副原料を使用したもの
・使用できる副原料に制限がない
・酒税は麦芽比率で変わる(2021年時点)
→麦芽比率50%以上は77円
→麦芽比率25%以上50%未満は62円
→麦芽比率25%未満は47円
・カロリーは約70〜170kcal(350ml)
・ビールよりもコクや苦味は薄め
・パッケージに「発泡酒」と表記される

こう見ると、ビールと発泡酒は明確に違いがあるようだな。
原料の比率や、かかっている税金にも違いがあるのは意外だったな。
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