
TOEICの難易度:高校卒業レベルで約600点
「TOEIC」で600点を取得するために必要な語彙数は約5,000語と言われており、高校までで習う語彙数とほぼ同じです。600点の取得は、英語におけるコミュニケーション能力があるとされる一つの指標とされています。
TOEFLの難易度:TOEICよりも難しい
試験時間が3時間とTOEICよりも更に1時間長いため、英語に対する集中力が求められます。問題の傾向も、TOEICに比べアカデミックな内容が多いのが特徴です。従って、求められる語彙についても、より専門的な単語を理解しておかなければなりません。
「TOEIC」、「TOEFL」の試験対策

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試験内容や難易度が異なる「TOEIC」と「TOEFL」。基礎的な英語力に加えて、それぞれどのような対策が必要か解説します。
「TOEIC」は英語のリーディングに慣れておこう!
「TOEIC」は2時間で200問を解く必要があり、特にリーディングは長文読解も含まれるので、かなりのスピードを要求されます。日頃から英文を読む習慣をつけ、読解のスピードを上げておきましょう。問題の傾向としては、ビジネスシーンや日常会話が題材となる傾向にあります。模擬問題などを通じて、それらのテーマに慣れておくとよいでしょう。
「TOEFL」は必ず模擬試験を受けておこう!
「TOEFL」では、TOEIC L&Rにはないスピーキング形式やライティング形式の問題もありますので、通常の英語力に加えて、TOEFLに向けて準備をしておく必要があるでしょう。
また、TOEFL iBTはテスト全編を通じてパソコンを通じて行います。特にスピーキングは、マイクに向かって録音するという特殊な受講方法になりますので、問題内容の対策だけではなく、模試を通じてリハーサルをしておくとよいでしょう。

「TOEIC」と「TOEFL」の試験内容の違いやそれぞれの対策が理解できたな。基本的な語彙力やリスニング、リーディングの技能はどちらの試験にも共通して必要となるので、日頃から意識してトレーニングしておきたい。
一方で、試験によって取り上げるテーマや求められる技能が異なるので、ある程度英語力の基礎が身についてきたら、受験する試験個別の対策に移ることが重要だ。最後に、「TOEIC」や「TOEFL」以外の英語の試験、検定についてみていくぞ。
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