パンに塗ったり、お菓子作りでお馴染みのマーガリンとバター。バターを切らした際にはマーガリンで代用している方も多いのではないでしょうか。結論、両者の違いは「原料」「製造工程」「風味」にあります。そこで今回は「マーガリン バター」の違いと健康への影響や用途・代用についてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。
- マーガリンとバターそれぞれの定義とは?
- マーガリンは「バター状に仕上げた食品」
- バターは「牛乳から分離したクリーム」
- マーガリンもバターも体に悪い?
- マーガリン・バターの違いは3つ!カロリーに違いはある?
- 1. 原料の違い:油脂の種類
- 2. 製造工程の違い:「乳製品」か「加工食品」か
- 3. 風味の違い:「コクがある」か「あっさりしている」か
- カロリーに違いはある?
- マーガリンとバターの歴史
- マーガリンの名は「真珠」を意味するギリシャ語に由来する!?
- バターの起源は、はっきりとわかっていない
- マーガリンとバターの用途・使い方
- マーガリンの用途:パンやサンドイッチ
- バターの用途:加熱が必要な料理、コクや香り付けしたい料理
- マーガリン・バターは代用し合える?
- 違いと特徴を理解し「マーガリン バター」を上手く使い分けよう!
この記事の目次
ライター/mmQn
雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。
マーガリンとバターそれぞれの定義とは?
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バターの代用としてマーガリンを使用する方も多いと思いますが、みなさんは両者の違いをきちんと把握していますでしょうか。まずはマーガリンとバターの定義から確認していきましょう。
マーガリンは「バター状に仕上げた食品」
マーガリンは以下のように定義され、バターに似せた加工食品のことを指します。そのためバターよりも安価に購入することができ、バターの代用として使用する人も多いです。
大豆油・綿実 (めんじつ) 油などを原料とし、食塩・乳化剤・香料・着色料などを練り合わせ、バター状に仕上げた食品。1869年にフランスで初めて製造。人造バター。
(出典:デジタル大辞泉(小学館)「マーガリン」)
バターは「牛乳から分離したクリーム」
対してバターは牛乳から抽出したクリームで、乳脂肪を主成分とする食品。マーガリンとは異なり香りやコク・深みがあるのが大きな特徴です。
牛乳から分離したクリームを練り固めた、脂肪を主成分とする食品。パンにつけるほか、料理に用い、菓子の材料にもする。
(出典:デジタル大辞泉(小学館)「バター」)
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