今回は「ブランデー ウイスキー」の違いについて解説していきます。
ともに蒸留酒に分類されるお酒ですが、その違いを把握しているか?結論を言えば、両者の違いは原料と製造工程にある。
そこで今回は「ブランデー ウイスキー」の原料・製造工程について雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

ブランデーとウイスキーそれぞれの定義とは

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見た目にはそう違いがないブランデーとウイスキー。どちらも蒸留酒に分類されるお酒ですが、みなさんは両者の違いはご存知でしょうか。以下では、蒸留酒についてと両者について詳しく解説していきます。

ブランデーもウイスキーも蒸留酒の仲間!

お酒はそもそもその製造方法により「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」の3種に分類される。醸造酒とは穀物や果実を酵母によってアルコール発酵させて作ったお酒、蒸留酒はその醸造酒をさらに蒸留させて作ったお酒のことを言い、ブランデーとウイスキーはこの「蒸留酒」にあたります。また「混成酒」は、以上のお酒に果実や香料などを加えたお酒です。

ブランデーとは?

ブランデーとは主に酸味の強い白ぶどうから作られるワインを蒸留したもので、その名はフランス西部のコニャック地方でワインを蒸留したものを「焼いたワイン(Vin Brûlé)」と呼んでいたことに由来している。現在では、白ぶどう以外にも、りんごやさくらんぼなどその他の果実を原料としているものもあります。

\次のページで「ウイスキーとは?」を解説!/

ウイスキーとは?

ウイスキーとは一般的に大麦やライ麦などの穀類を原料とし、糖化・発酵・蒸留を行って作った「蒸留酒」のことを指し、さらに木製の樽に貯蔵して熟成されているものことを言います。

ブランデーとウイスキーの違いは原料と製造工程にあり!

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ブランデーとウイスキーの定義は確認できましたでしょうか。ここからは、両者の違いについて解説していきます。

1. 原料の違い:ブランデーは「果実」、ウイスキーは「穀物」

ブランデーとウイスキーの違いにはまず原料が挙げられます。ブランデーは白ぶどうなどの「果実」ウイスキーは大麦やライ麦などの「穀物」を原料とする蒸留酒です。

2. 製造工程の違い:ウイスキーはデンプンと糖化させる必要あり!

ウイスキー・ブランデーを製造する際には、ともに原料に含まれる糖分をアルコールに変換させる必要があります。ですが、穀物を原料とするウイスキーは果実を原料としているブランデーと比較しその糖分量が少ないため、穀物に含まれるデンプンを糖に変換する必要がある。以上の点がウイスキー・ブランデーの製造工程の違いです。

ブランデーとウイスキーの特徴

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ブランデーとウイスキーの違いは、その原料と製造工程にあります。では、両者にはどんな特徴があるのか以下確認していきましょう。

ブランデーの特徴:フルーティーな香り

ブランデーは果実を原料としているため、フルーティーな香りが大きな特徴。また、クセが少なく甘さがあるためストレートで飲むのが一般的です。ウイスキーのようにロックやハイボールとして飲むのようなことはあまりありません。

\次のページで「ウイスキーの特徴:重厚な旨味」を解説!/

ウイスキーの特徴:重厚な旨味

対して、ウイスキーは重厚な旨味が大きな特徴。そもそもウイスキーは銘柄が多く、それぞれで旨味・味わいが異なります。例えばアメリカンウイスキーで有名な「バーボン」は、穀物の中でもトウモロコシを使用しているので甘さ際立つ風味が特徴的です。

ブランデーとウイスキーの種類

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「世界5大ウイスキー」とも言われるようにウイスキーには様々な種類・銘柄が存在します。以下ではブランデーとウイスキーの種類について詳しく見ていきましょう。

ブランデーの種類

ブランデーの代表例といえば、フランスのコニャック地方に由来する「コニャック」。ぶどうを原料とするブランデーで定番中の定番です。他にも、リンゴを原料とする「カルヴァドス」サクランボを原料とする「キルシュ」など様々な種類があります。

ウイスキーの種類

ウイスキーの代表例は、「スコッチ」「バーボン」。スコッチは、イギリスのスコットランド発祥のウイスキーで、大麦のみを使用したものやライ麦を使用したものなどスコッチの中でも様々な分類がなされています。対してバーボンは、とうもろこしを原料とするウイスキーで甘味の強さが特徴です。

「ブランデー ウイスキー」のカロリー・糖質は?違いはある?

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ブランデーとウイスキーのカロリー・糖質には違いはなく、両者ともに糖質ゼロ,低カロリーなお酒です。そもそも蒸留酒というのは、その製造過程で糖質を飛ばしてしまいます。そのため、ダイエット中の方や糖質を気にされている方に「ブランデー」「ウイスキー」はおすすめです。

\次のページで「「ブランデー ウイスキー」の違いをきちんと把握して、お酒をもっと楽しもう!」を解説!/

「ブランデー ウイスキー」の違いをきちんと把握して、お酒をもっと楽しもう!

ブランデーとウイスキーの違いは把握できましたでしょうか。おさらいすると両者の相違点は「原料」と「製造方法」にあります。果実を原料とするブランデーはフルーティーな香りが特徴で、お菓子などの香り付け等に使用されるのが一般的。一方でウイスキーは穀物を原料とし、現在ではスコッチやバーボンなどその銘柄が多く存在します。

この機会にぜひ色々な銘柄や種類のブランデー・ウイスキーに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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雑学食べ物・飲み物

ブランデーとウイスキーの違いは原料と製造工程にあり!?糖質・カロリーは高い?雑学大好き現役大学生がわかりやすく解説

今回は「ブランデー ウイスキー」の違いについて解説していきます。
ともに蒸留酒に分類されるお酒ですが、その違いを把握しているか?結論を言えば、両者の違いは原料と製造工程にある。
そこで今回は「ブランデー ウイスキー」の原料・製造工程について雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

ブランデーとウイスキーそれぞれの定義とは

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見た目にはそう違いがないブランデーとウイスキー。どちらも蒸留酒に分類されるお酒ですが、みなさんは両者の違いはご存知でしょうか。以下では、蒸留酒についてと両者について詳しく解説していきます。

ブランデーもウイスキーも蒸留酒の仲間!

お酒はそもそもその製造方法により「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」の3種に分類される。醸造酒とは穀物や果実を酵母によってアルコール発酵させて作ったお酒、蒸留酒はその醸造酒をさらに蒸留させて作ったお酒のことを言い、ブランデーとウイスキーはこの「蒸留酒」にあたります。また「混成酒」は、以上のお酒に果実や香料などを加えたお酒です。

ブランデーとは?

ブランデーとは主に酸味の強い白ぶどうから作られるワインを蒸留したもので、その名はフランス西部のコニャック地方でワインを蒸留したものを「焼いたワイン(Vin Brûlé)」と呼んでいたことに由来している。現在では、白ぶどう以外にも、りんごやさくらんぼなどその他の果実を原料としているものもあります。

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