どちらも大学に携わる人だったり、名誉ある称号だったりというイメージがあるよな。違いはずばり大学院での課程の量のようですが、目指すものによって勉強内容・就職先が違うなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんな大学院進学を目指す者には欠かせない称号の違いを、選択の仕方から確認しつつ、雑学好きライターの熊家と一緒に解説していきます。
- ざっくり修士と博士の違いって何?
- 修士は大学院を卒業した際に得られる称号
- 博士は大学院の過程を終えた人が得られる称号
- 違いその1:就職の違いは?
- 専門職では修士が有利
- 研究職や教授職を目指すなら博士が有利
- 違いその2:理系か文系かで大きく違う!
- 理系の就職先は専門分野の仕事が多い
- 文系は専門性より基礎教養を重視
- 違いその3:勉強内容の違い
- 修士は自発的に研究に取り組み論文をまとめている
- 博士は修士よりも多くの時間をかけて研究している
- 修士・博士になるには
- 情報収集や指導教員を探す
- 研究計画をたて必要書類を揃える
- 修士・博士の素晴らしさ
- 修士は研究に専念でき高い専門性が身につく
- 博士は研究で得た知識によって世界を見通す視野が広がる
- 修士と博士の違いは「課程の量」や「審査の厳しさ」に違いがある
この記事の目次
ライター/熊家
現在ライターとして、さまざま分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識をわかりやすく解説していく。
ざっくり修士と博士の違いって何?
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「修士」と「博士」は大学院を目指している方は知っていると思いますが、中高生や短大・専門学校を在学の方は、知らない方も多いはずです。また、名前を聞いたことがあっても、詳しく説明できないという方も少なくないでしょう。
そこで今回は「修士」と「博士」の違いについて、詳しくご紹介いたします。
修士は大学院を卒業した際に得られる称号
修士は2年間大学院で専門性のある研究や、一定の実績をあげて修了すると取得できます。また、大学生のうちに自分が学びたい分野を絞り、教授に推薦をもらうと修士に進めるケースが多いです。
博士は大学院の過程を終えた人が得られる称号
博士は大学院で高度な研究や論文を発表し、5年の課程を修了すると取得できます。医学部や獣医学部を卒業した人は、博士課程に直接進むのが一般的です。また、博士課程を修了し、大学院で研究員として働く人を「ポストドクター」と呼びます。
違いその1:就職の違いは?
ざっくり修士と博士の違いをご紹介してきました。博士の方が高度な知識と技術が必要だとわかりましたね。ただ、気になるのが博士と修士では、就職に大きな違いがあるのでしょうか。次は称号によって違う就職についてご紹介いたします。
専門職では修士が有利
修士は企業の研究や開発、シンクタンクのコンサルティング業務のような専門職では有利となります。1つのことを極めてきた経験があるため、即戦力として企業に貢献できるとみなされるためです。応募する際は、専門分野の研究に関する実績をアピールしましょう。
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