国語言葉の意味

【慣用句】「横を向く」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師ライターがわかりやすく解説!

《「そっぽう」の音変化》よその方向。別の方。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「そっぽ」

「そっぽ」とは「外方(そっぽう)」の音が変化したものといわれ、「別の方向」という意味を持ちます。そのため、「そっぽを向く」は「別の方を向く」ことから、「横を向く」と同様「相手にしない」という意味も表すのです。

また、「協力したり従ったりしない態度をとる」という意味合いもあります。「むずかしい年齢の息子が、母親にそっぽを向くようになった」などと使えますね。

その3「洟も引っ掛けない」

「洟も引っ掛けない」は、「はなもひっかけない」と読み、「洟」は「はなみず」のことです。「まったく問題にせず無視する」という意味を表します。「横を向く」よりも、軽蔑しているニュアンスが強いといえそうです。「彼は今では優しい老人だが、昔は若者なんて洟も引っ掛けない人だったらしい」などと使えますね。

また、「鼻にも掛けない」とするのは誤りとされているので注意しましょう。「鼻に掛ける」は、「得意になって見せびらかす」という意味です。

その4「尻目にかける」

「尻目にかける」は、「見下してまともに相手にしない様子」を表す慣用句です。「尻目(しりめ)」とは「後目」とも書き、「相手に顔を向けることなく目だけを動かして見ること」を意味します。「横を向く」が顔をそむけるようなイメージなのに対し、「尻目にかける」は目の端で少し見ている点で印象が異なりますね。ちらっと見てさげすんでいる表情が浮かんでくる言葉です。

「横を向く」の対義語は?

「横を向く」について特定の対義語は見つかりませんでした。「相手にしない、無視する」の反対の意味を考えると、「注目して大切にすること」という意味合いが当てはまりそうです。参考に見ていきましょう。

「尊重」

「尊重」は「価値があるものとして大切にすること」を表す言葉です。誰かに対して「横を向く」のと「尊重する」のとでは、まったく反対の状態といえます。「生徒一人ひとりの個性を尊重する」などと使えるでしょう。

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