
3分で簡単「鳩山由紀夫」生い立ちや政党・普天間基地との関係などを行政書士試験合格ライターがわかりやすく解説
彼の生い立ちや関わってきた政党、それに彼が首相時代に成し遂げられなかった普天間基地の沖縄県外移設などについて、現代社会に詳しいライターのタケルと一緒に解説していきます。
- 鳩山由紀夫が政治家になるまで
- 曽祖父の代から代議士
- 科学者から政界へ
- 自民党の代議士から民主党の代表へ
- 自民党を離党して新党さきがけに合流
- 新党さきがけを離党し旧民主党結成
- 鳩山由紀夫内閣の誕生
- 相次ぐ自民党の短命政権
- 民主党が総選挙で圧勝
- なぜ鳩山由紀夫内閣が短命に終わったのか?
- 金銭問題の発覚
- 普天間基地移設の不調
- なぜ普天間基地が沖縄県外に移転できないのか?
- アメリカの防衛戦略上変更が難しい
- 候補地に名乗り出る自治体がない
- 内閣総辞職後の鳩山由紀夫と基地問題
- 鳩山由紀夫は2012年で政界を引退
- 辺野古の埋立て工事は難航
- 気になる鳩山由紀夫の現在は?
- SNSで独自の評論を展開
- 新党結成の動きも?
- 鳩山由紀夫の政界復帰はあるのか今後も注目しよう!
この記事の目次

ライター/タケル
資格取得マニアで、士業だけでなく介護職員初任者研修なども受講した経験あり。現在は幅広い知識を駆使してwebライターとして活動中。
鳩山由紀夫が政治家になるまで

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まずは鳩山由紀夫が政治家になるまでの道のりを見ていきましょう。
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曽祖父の代から代議士
鳩山由紀夫は、1947(昭和22)年に元外務大臣・鳩山威一郎の長男として生まれました。2学年下の弟に鳩山邦夫がおり、兄弟2人はのちに国会議員となります。
父と兄弟2人が国会議員というだけでもかなりのものだと感じるでしょう。しかし、鳩山由紀夫の祖父・鳩山一郎は自由民主党初代総裁でもある元内閣総理大臣です。曽祖父の鳩山和夫も衆議院議長を務めました。つまり、鳩山由紀夫は代々が国会議員である一族の4代目となります。
科学者から政界へ
政界入りは、弟である邦夫の方が先でした。田中角栄の秘書を務めたあと、1976(昭和51)年の衆議院総選挙に当時の新自由クラブから東京で出馬し、初当選を果たします。
鳩山由紀夫は東京大学工学部を卒業し、スタンフォード大学の大学院で博士号を取得したあと、専修大学で助教授(当時)となっていました。しかし、1984(昭和59)年に退職し、一転して政界入りを目指します。1986年の衆議院総選挙で、祖父の代からの地盤であった北海道で自民党公認候補として出馬し、見事に当選しました。
自民党を離党して新党さきがけに合流
鳩山由紀夫は自民党から出馬して2期当選します。しかし、1990年代に機運が高まった政治改革をめぐり、自民党内で対立しました。結局鳩山は自民党を離党することになります。
1993(平成5)年、武村正義らと新党さきがけを結成し、代表幹事に就任しました。そのさきがけから総選挙に出馬し、鳩山は3期目の当選。その選挙で自民党は大敗し、非自民による連立政権で細川護熙首相が誕生しました。細川内閣で、鳩山は内閣副官房長官に就任しています。
新党さきがけを離党し旧民主党結成
1994(平成6)年に、自民党に対抗できる野党勢力を集結させようと、当時の新生党や日本新党などが集結しました。新進党(当時)の誕生です。集まった国会議員の数は200名を超え、翌年に行われた参議院選挙でも大勝しました。
これに危機感を覚えたのが鳩山でした。自民党と新進党による二大政党化が進めば、その他の小政党が埋もれる危険性を感じていたのです。鳩山は、当時の新党さきがけと社民党から離党したメンバーに、菅直人や弟の鳩山邦夫などを加えて新党を結成しました。それが1996(平成8)年に発足した旧民主党です。
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