理科環境と生物の反応生物

赤ちゃんの不思議「吸引反射」前頭葉との関係は?他の原始反射と合わせて現役講師が解説します

よぉ、桜木建二だ。この記事では「吸引反射」というキーワードを軸に、乳幼児にみられる反射反応について学んでいこう。

吸引反射は生まれたばかりの子どもにとって必要不可欠な運動を引き起こす反射だ。その他の乳幼児にみられる反射も合わせて解説していく。生物学を学習する中高生はもちろんだが、子育て世代や乳児に関わるような仕事をしている人にも読んでほしい内容だ。

大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/小野塚ユウ

生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。

吸引反射

吸引反射(きゅういんはんしゃ)とは、赤ちゃん(乳児)が舌を動かし、口に入ってきたものを強く吸う反射のことをいいます。

医学の本などであれば、吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)と書いてあることの方が多いかもしれません。少し難しい漢字ですが、”啜”は”啜る(すする)”と読める文字ですね。

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生物学でいう「反射」というのは、ある決まった刺激に対して無意識に起こる反応のことだな。

image by Study-Z編集部

そのとおりです。吸引反射の場合、「口にモノが入ってくる」というのが”刺激”、それに対して”吸う”というのが生じた反応ですね。

「赤ちゃん」と書いた通り、この反射はまだ生まれたばかりの子どもで見られる反応です。生まれつき…誰かから習ったわけでもないのに、「口に入ったものを吸う」という動きができるのには、とても重要な意味があります。

吸引反射で”おっぱいを吸う”

乳児で吸引反射がみられるのは、”おっぱいを吸う”のに必要な反応だからです。口に母親の乳首が入ってきたとき、反射的にそれを吸う動作を行うことで、母乳(乳汁)を得ることができます。

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生存のために必要不可欠な役割をもった反射だといえそうだな。

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