
3分で簡単放射線の種類!放射線は自然と人工がある?4種類に分類できる?理系学生ライターがわかりやすく解説!
放射線の発生源について知ろう!
ここからは、放射線の発生源について考えていきましょう。私たちの身の回りを通過していく放射線は、自然的に発生したものと人工的に発生したものに大別することができます。以下では、両者にそれぞれどのような特徴があり、どのような場所で発生するのかといったことを説明していきますね。
また、自然放射線と人口放射線が人体に与える影響にはどのようなものがあるのかという点についても考察してみましょう。記事の前半で説明した事柄を思い出しながら、以下の記事を読み進めてみてください。
自然放射線

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自然放射線とは、もとから自然界に存在している放射線のことをさします。つまり、この放射線は人間の活動とは無関係なのです。自然放射線には、宇宙線・空気中に存在するラドンからの放射線・地盤に含まれる放射性物質からの放射線などが含まれます。
宇宙線は、名前の通り、宇宙から地球に向かってくる放射線です。そのため、宇宙線は高度が高くなるほど、強くなります。実際、自然放射線の被ばく量は飛行機に乗っているときに大きくなることが知られていますよ。
また、空気や地盤には放射能をもつ物質が含まれており、これらも自然放射線を放出します。地盤に含まれる放射性物質の量は地域によって異なるため、地域によって自然放射線量も異なりますよ。日本の場合、関東地方よりも関西地方のほうが自然放射線の量が多いことが分かっています。
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人工放射線

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人工放射線は、人間の活動に起因する放射線のことです。具体的には、原子力発電所の運転時に発生する放射線やレントゲン写真撮影時に被ばくする放射線などがあります。人工放射線は施設からできる限り漏れ出さないようにする必要があり、人工放射線が発生する施設の周辺では、常に放射線量がモニタリングされているのです。
また、安全性を確保するために、放射線量の基準値が定めてられていますよ。人工放射線が発生する施設で事故が起きた際に、この基準値を上回ることがあります。そのような場合には、避難を行うのです。
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